ASEP2012
関西大学 大岡靖典
今回のASEP私自身にとって2回目であり、2009年以来の参加となった。2回目であるからといって得られるものが少なくなったわけではなく、前回得たものとは違った経験を得ることができ非常に有意義なものとなった。前回との大きな相違点としてはパートナーが高校生で会ったという点である。互いの母国語ではない英語を共通語とし、自分とは年の離れた相手といかにして協働していくかという事を常に考えながら活動したASEPだった。今回ASEPを振り返るにあたり、プレゼンテーションと文化の2つの点から振り返りたい。
プレゼンテーション
今回のASEPでは幸いな事にプラチナ賞を受賞する事ができたが、まだまだ改善するべき点は多くあったのではないかと思う。今回プレゼンテーションを振り返るにあたり、プレゼンテーションを事前交渉、準備段階、本番の3つにわけてそれぞれ振り返る。
【事前準備】
日本を出国する以前からメールでのコンタクトを取っていたが頻度としてはそれほど多くはなかった。プレゼンテーションはこちらからコンタクトを取った時点で既に相手側で作成を開始していたようであった。そのため事前に細かな内容を把握することなく若干の不安を抱えた状態で台湾へ出発することとなった。もう少し綿密にコンタクトを取っていれば事前にプレゼン内容を把握し、より余裕をもって台湾へ出発することができたのではないかと思う。
【プレゼン準備】
高雄に到着してから本番まで2日間をプレゼンの準備に当てることができたが、1日目は校内案内と市内観光へ連れて行って頂いたので作業時間は数時間程度であり、スクリプトを受け取って確認するだけにとどまった。2日目は終日プレゼン準備に時間を割くことができたが、午前中は各自スクリプトを覚える事にほとんど時間を費やした。午後になった時点でリハーサルを行なってみると規定時間を大幅にオーバーする事が発覚し、スクリプトの大幅な修正作業が必要となったが、ここで問題に直面する事となった。相手側は発表組とスライドなどを担当する演出組といった形で役割が分担された状態で準備を進めていた。役割を分割する事で作業効率は上がるのだが、緊急事態が発生した際に素早く問題を修正しづらいという点が今回浮き彫りとなった。演出側としてはせっかく自分たちが考えたものをいきなり変更、もしくは削除されてしまうとなるとやはり気分が良いはずがないので、変更してほしくないという立場を取らざるを得ない。しかし、発表する立場としては規定時間を超えてしまうと減点や最悪の場合はプレゼンを最後まで続けることができないという事態になってしまうため時間以内に収めたい。どちらも自分たちの主張を出来るだけ通したいという思惑と母国語ではない英語でのコミュニケーションと言う事もあり、話し合いは非常に難航した。今回はチームとして制限時間を超えてしまうと失格になってしまうという点を演出側に了承してもらい、できるだけスクリプトの原型を変えないように時間を短縮するように各自奮闘し、何度も修正を重ねた結果ようやく時間内に収める事ができた。前回のASEPでも痛感した、双方が納得できる形に持っていく交渉力の重要性を今回も改めて痛感させられる形となった。改善点としては個々のタイムマネジメントに対する意識を高め、全体の作業をもっとスピードアップすることであると考えられる。これを徹底することでより早期に問題点を発見できたはずである。具体的には1日目の時点で原稿の下書きができているのであれば次の日までにはリハーサルができるように覚える。そして次の日の朝にリハーサルを行い、問題点を洗い出して午後の早いうちから修正を加えていくといった具合である。
【発表】
メンバー全員が本番までにしっかりとスクリプトを暗記しており、途中で詰まって焦るということがなかった点は非常に素晴らしかった。表情やジェスチャー、そして姿勢や声の大きさなどより細かい点に気を配る事ができればより、説得力のある堂々としたプレゼンテーションになっているのではないかと感じている。最も改善しなければならない点としてあげられるのが、審査員の方々にも指摘されていたように、モニターの前に立ちスライドが見えない状態で発表している点である。スライドを効果的に見せながらプレゼンを進めていく事で、聴衆の理解をより深いものとすることができるが、スライドの前にたった状態で話してしまうと混乱を招くだけでスライド自体が無駄なものとなってしまう。これを見落としてしまった事は個人的に大きな反省点であると考えている。
ホームステイと文化
自身にとって台湾を訪れるのは今回で3度目であったため文化的な差異に戸惑うという事は今回のASEPではあまりなかった。外にでて歩いても至るところにコンビニエンスストアがあり、そこでは日本製品が数多く揃っている。また、地下鉄などの公共交通機関も日本と遜色がないほど整備されており、日本で生活をしているのではないかと錯覚してしまいそうになるほどであった前回参加した2009年以後、イギリスやフィリピンといった国に訪れる機会があり、そこでは文化の違いで戸惑う事が多々あった。そこで経験した文化の差異が大きかったため、今回のASEPでは細かい差異に気がつく事があまり無く、特に意識することもなく過ごしていたのではないかと考えられる。
学校の様子
今回のASEPでは高雄市天主教明誠中學(St. Paul’s High School)と共にプレゼンテーションを行った。学校は最寄りの地下鉄駅から少し歩いた所にあり、大通りに面した場所にあった。1日目に校内を案内してもらい学内の様々な場所を見学させて頂いたが、実弾を装填した銃を保管している部屋を見学した時に日本の高校との違いをはっきりと感じ取ることができた。生徒がそこに保管されている銃を使用し、実弾で射撃訓練を行うとの事だった。国家の有事を常に想定し、高校生の段階からそういった教育を行なっているという事実を実際に目にし、中華人民共和国と中華民国の2つの政府の緊張した関係を改めて考えさせられる機会となった。校内を見学などで歩いていると、日本人でしかも大学生の我々は珍しいらしく、英語や日本語で積極的に話しかけてきてコミュニケーションを図ろうとする学生が数多くいた。ただ、彼らの多くは英語に自信がないと口にしており、英語でコミュニケーションを取ることに若干の恥ずかしさを感じているようであった。年齢が6歳ほど離れていることもあり、最初は彼らとの共通の話題を見つけるのに少し苦労した。幸いな事に音楽やマンガをきっかけとすることでうまく話を進めることができた。特に日本のマンガは想像している以上に浸透しているようで、彼らからマンガの名前や登場するキャラクターに関する話題を持ちかけられた際に答える事ができないという場面が多々あった。
謝辞
今回のASEPにおいても前回と同じく、多くの出会う事で様々な事を経験し、それらを自分自身の糧として取り込むことができたと思う。ASEPの運営に携わっている多くの方々、私達にASEPに参加する機会を提供してくださった吉田教授、今回のASEP一緒に参加したメンバーに感謝したい。そして今回我々を快く受け入れてくださったSt. Paul’sの方々とホストファミリーの方々には特に感謝したいと感じている。今回のASEPを通じて知り合うことができた方々とはこれからも良きパートナー、そして友人として今後も交流していきたいと強く願っています、本当にありがとうございました。
ASEP2012
Kansai University Yasunori
Ooka
This ASEP has
brought me great and fresh experiences, although it is the second time for me to
attend ASEP. The experiences that I gained this time are completely different
from the last time in 2009. We had cooperated with university students last
time, this ASEP, on the other hand, we collaborated with high school students
on the presentation. This ASEP gave me the opportunity to consider how we
should cooperate with the students who have different cultural backgrounds
through English, which is not native language for both of us. This report
reflects the ASEP from two perspectives, the first one is how we prepared and
delivered our presentation, the second is what I learned through home-stay and
interaction with the partner.
Presentation
Although our
presentation received platinum prize, there are some points that should be improved.
Thus, I would like to reflect the presentation by dividing it three steps based
on timeline, preparation before leaving Japan, preparation Taiwan, and
delivering.
Before leaving
Japan
Before leaving
Japan, we tried to contact them though email. By communicating email, however,
was really slow and difficult to fully tell the ideas. In addition, they had
had started making PowerPoint and script when we contact them. There was not
adequate discussion before leaving Japan and we did not figure out both ideas.
In order to discuss ideas well, email might not be the appropriate way, Skype
or Facebook, for example, should have been used instead of email. Then we could
discuss it smoothly after arriving Taiwan.
In Taiwan
We had two days
for preparation, but we could not spend much time on it in the first day
because of the city tour they had arranged for us. We had five hours as a
preparation and most of the time was used for understanding and memorizing the
script they had made already. In the second they we could spend much time on
preparing for it. In the morning, however, we just spend almost on memorizing
the script. In the afternoon we eventually rehearse our presentation. Then, it
was appeared that the script had to be revised, because it substantially
overran the allotted time, which is supposed to be within twelve minutes.
Although it was obvious we needed to revise our script, there were some
difficulties to do it. The team was mainly divided into two roles, the students
who made the script and slides and presenters. From the presenters’ position,
the script should be revised and made shorter. On the other hand, the students
who made the script would have not liked to change it, which they had worked on
hardly. Thus, we had to spend much time on discussing it. In addition, we could
not communicate in our native language, so the discussion was really
frustrating and took a lot of time. Eventually, we won their understating about
shortening the script, then we could make the script within the allotted time.
As well as the ASEP I participated last time, closing the gap among the
participants, and a negotiation capability is required to understand each
other. In order to make the preparation more effective, we should have
developed an awareness of time management. The first day, for example, we only
spend our time on memorizing the script, but if all of us have awareness of
time management you could find issues that need a lot of time to be solved.
Presentation
Although the
presentation was really good, there was one point which should be improved. As
the judges mentioned after the presentation, it was not effective to stand in
front of the screen. It makes the audience hard to see the slides and sometimes
it could make them confused.
Cultural experiences
Home-stay
Since this is the
third time for me to visit Taiwan, there was no opportunity to be puzzled
because of cultural differences. Instead, I have found a lot of similarity
between Taiwan and Japan, for example, there are so many convenience stores
outside and we can buy Japanese products there. And in terms of public
transportations, it is well organized and clean such as HSR and MRT.
Interaction with
high school students
In this ASEP, we
cooperated with St.Paul’s high school so we worked
and prepared the presentation in the senior high school. It is located along
the main road and about five minutes walk from the MRT station. On the first
day, the students showed us around the school and there were so many
interesting things. The most interesting thing is that they have gun trainings
in the school. The fact made me realized that the strained relation between
Taiwanese and Chinese governments. During the school tour, a lot of students
willingly talked to me. Although many students said they are not good at
talking English, their English seemed much better than when I was a high school
students. Since there are about five years apart in age, it was a little
difficult to find a common subject between us. Fortunately, Japanese comics are
really popular in Taiwan. We could start conversation with them. The popularity
of Japanese comics is farther than I supposed, so they know Japanese comics
better than I.
Appreciation
As well as the
last time, I could gain a lot of great experiences through interacting with
many people in this ASEP. I would like to extend my appreciation for St.Paul’s students and teachers, my team members and
everyone involved in ASEP. I do hope that the bond of friendship that has been
built though ASEP will last long.
ASEP2012
外09−70
柴山 葵
今回のASEPは私にとって3回目の参加だった。1回目は3年前、2回目は2年前と参加したため台湾がどんな国か、どんな文化か、知っていたため、楽しみで仕方なかった。しかし、今年で卒業のため今回が最後のASEPになると思うと、個人でただ楽しむだけではなく、より台湾の文化を学び、吉田ゼミの一員としてプラチナ賞を取る事を目標に5日間を過ごそうと考えるようになった。
ASEPの準備のため、とりわけ台湾の文化を学ぶために、過去2回の台湾での生活を思い出す事にした。1回目は三信家商の高校生と一緒にプレゼンテーションし、彼らの家に5日間泊まった。本当に私の宿泊先のご家族は優しく、台湾に家族がもう一つできたような気持ちになった。2回目は中山大学と学生と一緒にプレゼンテーションした。彼らは大学の寮に住んでいたため、寮に滞在した。寮だと学生しか居ないため、食事も大学生が食べるようなもの、遊び方も大学生の遊び方で、日本の大学生と同じようだった。これらの2回台湾に行った経験が、私の台湾のイメージを形成しており、どちらとも学生と過ごす時間の方が多かったので、今回はホームステイ先のご家族とも過ごし、家庭の文化を知りたいと考えていました。プレゼンテーションに関しては、今回はプレゼンテーションの仕方を練習したいと考えていた。今までWYMも含めて大勢の前で4回プレゼンテーションの経験があったが、全てパワーポイントを作る事で精一杯で、練習の時間がほとんどなかった。そして、今回はセントポール高校がパワーポイントを作成してくれていたと聞いて、今回の目標はスライド等を良くするより、発表の仕方に力を入れようと思った。ホームステイの家族と長い時間を過ごす事、スライド等よりも、プレゼンテーションを練習しプラチナ賞を取る、この2つが台湾へ行く前に目標としていたことだ。
結論から言うと、家族とも長い時間を過ごせたし、プレゼンテーションもプラチナ賞をいただいた。目標としていたことは達成できたが、やはり改善するべき部分は多くあった。家族と長い時間を過ごし、前回、前々回よりも伝統的な台湾料理を食べることが出来たと思う。しかし、家族があまり英語を得意ではなかったため、話す機会はあったが話す量は少なかったと感じた。もう少し中国語で、「what’s this?」といった5W1Hの質問くらいできればよかったと思った。他にも、テレビを見ている時に「この歌知っている?」と質問を受けることもあったが、ほとんど知らなかった。もし次回海外に行くのであれば、amazonのダウンロードランキング等から推測して、流行の曲や有名人などは予習するべきだと思った。プレゼンテーションに関しては、もう少しパワーポイント・スクリプト作成に加わっても良かったと思う。セントポール高校はキチンと役割分担をしていて、誰がスクリプトを作り、誰がパワーポイントを作り、誰が発表方法を決めるか、全て決まっており、それに我々が乗っかる形だった。しかし、ギリギリになって発表時間が越えている、なんとかしないといけない。と、発表前日に手を加えるとなってしまった。全て用意されて、と彼らに任せきりになってしまったのは今回の反省点だと考える。ただ、本番は全員がしっかりと文章を暗記し、詰まる事なく発表できたので、今までと比べても一番スムーズでしっかりとした発表だったのではと思う。その点は大きく評価したい。
この5日間で、改めて多くの事を学んだ。一番成果があったと思うのは、交渉力だと思う。パワーポイントの作成中、セントポール側が主で進めていたので、自分たちの意見を取り入れてもらうため、どう伝えるか?を考えて行い、それを英語で出来たことが大きな収穫だったと思う。具体的には相手の意見を理解し、尊重した上で、自分たちがしたい事を伝える。さらに、案を採用した場合、どういったメリットがあるか。をしっかり伝える。日本語でもなかなか難しいと思うが、これを英語で出来たことは評価すべき点である。そして、何度行っても台湾は面白い。行く度に改たな発見がある。今回の新発見は、ノンバーバルコミュニケーションである。今まで、まったく言語が通じない人と出会ったことがなかったが、今回のホームステイ先のお婆さんが中国語しか話せなかった。しかし、ボディーランゲージと筆談によって、食事を用意してもらったこと、ホストを探してもらったこと、5日間の滞在のお礼を伝えることができた。そして、発表当日のfarewell
partyでのダンスを見て、言葉を発しなくても全員同じダンスを踊っているのを見て、英語などの言語というツールを使わなくても、人と人は繋がり合えるのだと感じた。この気付きは日本でいると気づけなかったと思う。そんな多くの事に気づきを得ることができるASEPに、ぜひ多くの人が参加するよう願いたい。
ASEP2012
F09-70
Aoi Shibayama
This is the third time to take part in the
ASEP. I joined twice, two years ago and three years ago, so I know how
Taiwanese and Taiwan are nice. What I was thinking is having a great time there
but that was last time to join ASEP. And I had already joined twice, so I
thought I should learn about Taiwan’s culture more and get results like
platinum award as a member of Yoshida seminar.
For preparing this ASEP especially
learning Taiwanese culture, I recalled when I was in Taiwan. The first year, I
stayed at san-sin high school student’s house. That was really nice and I keep
in touch with them. The second year, I collaborated with Sun Yat-sen University and stayed their dormitory, so I could
experience students’ culture. They played bowling and karaoke, it is like what
Japanese university student do. Images of Taiwanese culture are made of those
two experiences, and I stayed with students most of time in those times. So I
wanted to spend time with their family this time and learn Taiwanese family’s
culture. For the presentation, I wanted to train my skills of how to present.
Speaking of presentation, this is the fifth time to do presentation in front of
crowds. Of course I know it is important to make good PowerPoint and
concentrate on it but St. Paul’s students were making it before we got there,
so I thought we should tell them how to speech and practice also. Staying with
host family, practicing how to present, those are what I thought before going
to Taiwan.
As a result, I could spend most of time
with my host family. In addition, we got a platinum award and we could practice
to do presentation compared with so far. So I could eat traditional Taiwanese
foods more than so far. However, of course there were some points of
improvement. About home staying, I could eat a lot of kinds of traditional
Taiwanese foods more than last time but I did not talk a lot with my family
because of their English levels are not so much. Therefore, I should have
studied Chinese such as [what’s this] in Chinese and spoken it. In addition, I
should have known that the famous songs in Taiwan at that time because
sometimes I was asked whether I knew that singers were. If I go abroad again, I
would like to study for celebrities and fashionable songs predicting from
Amazon’s download ranking. For the presentation, we should have helped to make
presentation, especially power point, script. St. Paul student’s divine parts
of job such as power point, script, apparently, so we Kansai students were not
likely to join them. However, the day of before presentation, we found that we
could not present all within 10 minutes, so we have to make it. We added some
demands but it was little a bit too late. We should have thought about how we
should make presentation more. This is point of regret. Speaking of that day,
everyone memorized scripts completely and spoke smoothly. It looked very good
presentation, so I would like to praise it.
ASEP 2012 報告書
関西大学 大福聡平
私は今回多くの経験をすることができた。私の経験や感じたことを大きく3つのパートに分けて紹介したいと思う。プレゼンテーション、ホームステイ、そしてチームメイトとのコミュニケーションの3パートである。
プレゼンテーション
プレゼンテーションは、国内での準備期間、ディスカッションと練習期間、そして本番に分けられる。国内での準備期間中、私なほぼ何もすることができなかった。ゼミのメンバーと大会テーマであるCompetition and Cooperation″について議論し、企業コラボやスポーツにおける競争、国際協力におけるNGOの協働などを例に挙げながら自分たちの考えを深めていった。しかし、私たちの意見がプレゼンテーションに上手く反映された訳ではなかった。なぜならプレゼンの土台はほぼ台湾のチームによって事前に作られたからである。この時点では私たちは上手く協力しているとは言い難かった。
それでも、台湾のチームメイトと初めて会った時間は、私にとって素晴らしい時間となった。彼らは私たちを温かく迎えてくれ、その上プレゼンのスクリプトがほぼ完成しており、日本チームはびっくりしたのを覚えている。私達の仕事は、高校生が準備してくれたスクリプトを暗記すれば良いだけのように思えるくらいだった。文法的なミスはいくつかあったが、構成はよく考えられており、強いメッセージも込められていた。それから、私たちのディスカッションと練習の時間が始まった。一番初めに、私たちで文法的なミスと、いくつかの表現を考え、より分かりやすい文章に変えた。その際、台湾チームは私たちの意見に全く反論せず、私たちからの提案をただ受け入れるだけであった。ここでも、良い協力・協働ができたとは言い難い。しかし、私たちが一番の難関にぶち当たったとき、良い協力が生まれたと思う。それは、プレゼンの時間配分が上手くいっていないことが判明した時である。一度通して練習を行った際、予定の10分を大きく上回る、16分という時間がかかってしまった。そこから、どこを削り、どこを残すべきなのか、徹底的に議論が始まった。台湾チームはロールプレイを含めた創造性を重視したが、日本チームは確実に時間通りに終わるような堅実性を求めた。どちらを優先するのか練習を重ねながら議論していき、ようやく10分以内に収まりそうなプレゼンにまとめることができた。こういった本音での議論が一つの本当の協力の形なのではと感じたし、今振り返ればこの議論の時間を通して、チームの結束力は一層高まったように思う。
本番の日は、台湾チームはみんな緊張しているようだった。高校生が多くの観衆の前で英語によるプレゼンテーションをするのだから、当然だと思った。しかし他チームも若いメンバーが多い中、プレゼンがとても上手く、驚かされた。特にインドネシアの中学生のチームによる、力強くて自信に満ちたプレゼンはとても印象的だった。私たち自身は、彼らほど印象的ではなかったかも知れないが、とても上手くやったと思う。練習の成果は存分に発揮されていたし、今までで一番の出来だった。台湾チームのメンバーも、若いけど勇気と自信を持ってやりきってくれた。とても誇りに思う。結果もプラチナ賞を取ることができ、全員が達成感を感じられる、非常に良いプレゼンテーションになったのではと思う。
ホームステイ
台湾を訪れる前、私は小龍包を食すことをとても楽しみにしていた。ここだけの話、むしろそれが一番楽しみだった。その夢は初日に叶うことになった。ホストファミリーに出会ったクリスマスイブの日に、中華レストランへ連れて行ってくれたのだ。ご馳走になっている間ずっと、ホストファミリーは私に料理の説明や小龍包の食べ方の紹介などをしてくれた。小龍包はもちろん美味しかったし、他の食べ物もとても美味しく頂くことができた。この滞在では、本当に良く食べたが、食事は毎日楽しかった。時には多すぎることもあったが。ホームステイでは他にも多くのことに驚かされた。私のホストファミリーの家はとても大きく、生活水準もとても高いように思えた。有り余ってそうな部屋のうち一室を私のために用意してくださり、何不自由なく過ごすことができた。中華レストランやナイトマーケットなど、連れて行ってくれる場所も本当に素敵だった。ホストファーザーはとても国際的なビジネスマンで、海外経験が豊富であり、私はとても興味をそそられた。これまで日本、アメリカ、フィリピン、ガーナなどなど、本当に多くの国を仕事・旅行で忙しく飛び回っているそうだ。どの国が一番好きか、と質問したところ、一番はもちろん台湾だけど外国では日本が一番だ、と答えてくれ、とても嬉しかった。実際に日本には家族で何度も訪れており、日本人の気質や自然、料理が大好きだそうだ。家族みんなが日本好きで、だから自分も温かく迎えられたのかな、と感じた。
一つ、ホストファミリーに謝りたいのが、毎日のように彼らを長い間待たせてしまったことだ。 プレゼンテーション作成のスケジュールの関係で仕方ない部分もあるが、迷惑をかけてしまった。過去にASEPに参加した友達も、スケジュールはとても詰まっていて毎日忙しいと言っていた。それに、今回はホストファミリーとの連絡手段が上手く取れるように工夫がされていないと感じた。私のホストはおおらかな方達だったので、トラブルにはならなかったが、次回はプレゼン作成チームの代表者と各ホストファミリーへの連絡手段を確立し、ホスト側がこちらの状況を常に把握できるようなシステムを作るべきだと思った。
コミュニケーション
このパートではASEP中に出会った人々とのコミュニケーションを通して感じたことを書きたいと思う。まず、一番初めに感じたことは、台湾人の多くがとても親日家であるということだ。歓迎セレモニーや学校見学をしている間中、私たちに対する好奇の目を感じると共に、彼らみんなが温かく、そして親切に私達を迎えてくれていることを感じた。町には日本語の看板や文字も多く見られ、日本の製品もたくさんあった。ホストファーザーによると、台湾人は日本人をとても尊敬していて、日本の製品をとても信頼している。だからこそ、日本人も信頼できる、と話してくれた。私は日本人であることを誇りに思えた。
プレゼンテーションを一緒に作成した台湾のチームメイトは、プレゼン作成以外にも色んなところで私たちを支えてくれた。私たちがプレゼン作成で疲れている中、様々な場所に連れて行ってくれ、楽しませてくれた。常にホストとしての意識を持って、私たちが居心地良くいられるように気を回してくれた。出かけた際には、電車の乗り方や台湾のお菓子の食べ方、地下鉄でのダンスの仕方などを教えてくれた。もし私たちが彼らを日本に迎えてホストする際、こんなに上手くガイドできるだろうかと感じるくらい、とても楽しいガイドだった。5つほども年上の大学生相手に、最初は気を遣うこともあっただろうに、プレゼンテーション作成や観光を通して、本当に仲良くなれたメンバーだったと思う。図書館で踊ったGangnam Styleは忘れられない思い出である。
しかし、少しネガティブな面も話さなければならないと思う。ASEP開催の当日、気分があまりよくない場面が何度かあった。私たちの発表は午後の一番初めに設定されていたため、午前中は他チームの発表を聞く時間が多くあった。私は他のチームの発表、特に関西大学の別のチームの発表を聞くのをとても楽しみにしていた。しかし、私達は他チームの発表中に練習することになった。私は他チームに対して失礼なのでは、と思った。発表する側にとって、観衆はプレゼンテーションの一部であるし、観衆のリアクションや聞く姿勢はとても重要であるはずだからだ。良い聴衆になること、はプレゼンテーターに対しての協力だと言える。今回のASEPのテーマが“Competition
and Cooperation”であったのにも関わらず、私たちのチームはCompetitionにばかり集中してしまっていた。結局、私たちは一回だけ練習を行い、会場に戻ったが、私たちの発表後にも同じようなことが起こった。発表が終わるとすぐに、他チームの発表を聞くことなく町へ出かけてしまったのだ。私は違うと思いながらも話し合うことができず、結局一緒に出かけてしまったが、一言言うことができたら良かったと感じている。
ネガティブな話もしてしまったが、個人的には今回のASEPに参加できて、本当に良かったと思う。非常に楽しい毎日だったし、プレゼンテーションも上手くいき、充実した日々であった。台湾で出会った人みんなが、とても温かかったし、出会った食べ物ほぼ全部がとても美味しかった。ASEPは私たちと台湾の一つのきっかけに過ぎないと思う。これを最初の一歩として、これからも台湾の友達と連絡を取ったり、機会があれば再訪してみたり、関係を継続そして発展させていければ、と思う。もちろん来年のASEPに参加するのも一つの手だと思う。
ASEP 2012 Report
Kansai University
In this report, I
would like to share my experience at ASEP 2012. I experienced a lot of things.
This report would be divided into three parts: presentation, home stay, and
communication with team members.
Presentation
Part of presentation
can be divided again into three contents: preparation, discussion and practice,
and delivering of presentation. During a preparation term in each country, I
almost could do little or nothing for presentation. Japanese team had some
times to discuss the topic, “Competition and Cooperation”. In discussion, we
talked connecting many things to the topic. For example, collaboration of
companies, competition among sports players and cooperation between NGOs and so
on. Even though, our opinions were not reflected in the presentation because
fundament of the presentation was created by high school students of Taiwan. At
this time, we could not say that we cooperated well each other.
However, the first
meeting with our team members was great for me. They welcomed us so warmly and
to my surprise, they had already finished writing almost of all the script of
presentation. It seemed that we just need to memorize the sentences provided by
high school students. Although there were some grammatical mistakes, their
script was well organized and effective enough to give us strong messages. Our
discussion and practice part was started by emendation of the script. First of
all, we, Japanese team tried to correct some mistakes and expressions to make
it easier to understand. The Taiwan members did not counter their arguments
against our suggestions. Again, we cannot say there was a good cooperation with
them. But it happened when we faced big problem with our presentation. It was
about length of presentation. Our presentation was too long to deliver it in
time. So we needed to find some part to cut off. Japanese team suggest to cut
off some praying part to save time but Taiwan team insisted to keep it to make
it more creative. After discussion and some practices, we decided to keep the
scene and cut off the other part. During this argument, we could discuss well
to make it better. I felt this honest discussion was one of real cooperation.
Considering back now, these times to argument, discuss, practice were great time
to bond the strong relationship of our team.
On the day of
presentation, many of Taiwan team looked nervous. I thought it was natural
because they were just high school students and they had to give a presentation
in English in front of many people. While we listened to the presentation by
others, I was surprised many times because many young students make it very
well. Especially the junior high school students from Indonesia were really
impressive because of their powerful voice and full of confidence. We were not
so much powerful as them but we could do it very well. Our practice was really
paid off. I was very proud of my teammates. Even they were still young, they
were very brave and confident. As a result, we got a platinum prize. All we
felt a great accomplishment. It was really nice presentation.
Homestay
Before I visited
Taiwan, I had been really looking forward to eat soup dumpling called xiaolongbao.
To tell the truth, it was the thing that I was looking forward the most. And
that dream came true on the first day. The host family took me to Chinese
restaurant on the Christmas night. When we were eating, they taught me how to
eat those foods one by one, especially soup dumpling. It was very delicious as
I expected. The other food was also delicious. Actually, during this stay, I
really enjoyed Taiwanese food every day even though it was sometimes too much.
About homestay, it was full of surprise.
Their house was so big and their living standard seemed very high level. The
places they took me were also very good places like Chinese restaurant and
night market. Moreover, the host father was very international business man. He
had been many countries like Japan, US, Philippines, Ghana, and so on. He was
always busy for business trip to overseas. But he told me that he liked Japan
the most among foreign countries and actually, he and his family had visited
Japan many times so far as just trip. Every family member liked Japan and that
is why they welcomed me very nice, I think.
One thing I felt very
sorry to the host family is that, I made them waited for me so long time every
day. Although there was no choice because of the time schedule, it must be very
hard for them. As other friends who joined previous ASEP told me, the time
schedule was very hard and I thought there was not good contact between host
family and presentation team or high school teachers. That was also one of the
reasons that I had added extra stress to host family. Because they were very
easygoing and generous-hearted, there was no trouble between them and me.
However, I suggest that time schedule or contacting system should be changed
next time.
Communication
In this part, I would
like to mention about what I felt through communication with all people during ASEP.
First of all, I really felt like that all Taiwanese like Japanese. While we
attended the welcoming ceremony or observing school facilities, all Taiwanese
students or teachers gave us warm smiles and they were very kind. In town, we
could see many Japanese signs or characters. Moreover, there are a lot of
Japanese products. According to my host father, Taiwanese respect Japanese
people because of quality of products. They trust Japanese products so that
they can trust Japanese people as well. I felt proud of that I am Japanese.
Except for
presentation, our team helped us a lot during stay in Taiwan. They guided us
many places to have a fun even they were tired of making presentation. They
always keep mind that they were host and they tried to make us comfortable.
They taught us how to ride train, how to eat Taiwanese snacks, and how to dance
in subway station. We felt always fun and comfortable thanks to them. I
wondered if I can guide them as well as them when they visit Japan. Because we
were older than them around five years, they must have felt nervous. But
through making presentation or going on small trips, we really built a great
relationship. I cannot forget that I danced “Gangnam Style” with them in the library.
Although I mentioned about even some
negative points, I am really happy to be able to have joined ASEP 2012. I
enjoyed every day and we got a platinum prize. I could spend very fruitful
days. All of people I met in Taiwan were warm and most of all food I ate was
delicious. But I think ASEP is just a small step for us and Taiwan. We should
keep have good relationship with Taiwan by keeping in touch with friends or if
we have time, visiting again is also nice. Of course, joining ASEP 2013 is one
of the ways.
ASEP2012報告書
関西大学外国語学部4年 中川 歩香
このASEPで、私は初めて台湾に渡航した。新しい環境の中で、海外の高校生とプレゼンテーションを共同制作するという新しい取り組みに、私は大いに期待を膨らませていた。初めて台湾に降り立った時の印象は、「日本みたい!」だった。街中のお店も店頭に並ぶ商品も日本製で溢れ、日本語さえよく目にする。女の子は化粧をし、若者はとても”おしゃれ”に感じた。街はむしろ日本より賑わっているのではないかとさえ思わせるほどで、車で数十分走っても高層ビルが立ち並び続けているといった風景だった。想像していたよりもはるかに”都会”な国、台湾を満喫する一方で、私立St. Paul高校の生徒との時間も楽しんだ。今回関わってくれた生徒たちとの出会いからASEP本番までを、項目ごとに書いていく。
ホームステイ
25日の晩、高雄に到着すると、私たちのホストがすでに駅で待ってくれていた。私のホストは、高校生と中学生の2人姉妹で、そこに私と男の子1人の2人でステイした。家庭の事情で、両親と離れ2人暮らしを始めたらしい。私たちが到着したちょうどその日に彼女たちも引っ越したばかりで、慣れない新しい家に私たちを招待してくれた。台湾の"家庭"へのホームステイではなかったため、台湾の家庭の暮らしには触れることはできなかったが、彼女たちとステイすることで、他にはない良い点がたくさんあった。彼女たちはホストではあったものの、まだ高校生と中学生で、新しい家周辺の地理にも精通しているわけではなかったので、一緒によく外出し、街を散策した。夜道で迷うと彼女たちだけでは危険だっただろうから、慣れない間一緒にいてあげることができてよかった。また、私は彼女たちと同じ部屋で寝泊りしていたので、夜な夜な彼女たちのことや家族のこと、友達のこと、学校のことなどを話すのが本当に楽しく、まるで私も彼女たちの姉妹になったかのようだった。また、彼女たちは私たちに本当によくおもてなししてくれて、出かけて屋台を見つけるとすぐ「これは台湾名物だよ、食べようよ」と提案してくれたり、「のど渇かない?」と気遣ってくれたりして、彼女たちといる間に私たちは多くの台湾料理に出会うことができた。私たちが彼女たちといて楽しかったのと同様に、彼女たちも年上である私たちといることに安心してくれていたようで、別れの日は涙を流しながら見送ってくれた。私もできることならもう少し一緒にいてあげたかった。私にとって彼女たちは台湾の姉妹である。
学校・生徒の様子
St. Paulは中学校・高校が一貫しており、校舎は広く綺麗だった。生徒たちは気さくで、流暢な英語でよく私たちに声をかけてくれた。生徒のほとんどが英語を難なく話し、一部の生徒は日本語などの第二外国語さえも話すことができるようで、学校が実践的な言語教育に力を入れていることが伺えた。授業の科目や内容も日本とは少なからず異なっており、授業で使用する銃や、イタリア資料館のような教室を見せていただいたときは、大変興味深かった。また、ちょうど体育会を開催しており、リレーや綱引きをしている様子は日本とさほど変わらず、先生の気合の入り方なんかも日本と似通っていて、面白かった。全体的に見て、勉学に力を入れる私立学校である一方で、生徒たちはとても活発で、様々なことに挑戦している学校だという印象を受けた。
プレゼンテーション作成・練習
26日に、St. Paul高校側のチームメンバーとの顔合わせがあった。彼らはもうすでに準備の大半を終えており、私たちと会うなり台本を渡してくれた。せっかく台湾に来たのだから、準備ばかりに時間を費やすより、私たちに台湾を満喫して欲しいと、前々から台本や発表形式を取り決めてくれていたのである。発表形式はロールプレイングで、プレゼンテーションというより劇といった感じで、新鮮だった。他と一風違った発表形式で、観客を惹き付けようというのである。また、パワーポイントのスライドには写真を多用し、劇と合わせて視覚的に観客に訴える工夫がされていた。台本は完成していたものの、やはり相手は高校生であり、英語の正確さや明瞭さの点で、私たちが手直しするべき部分もあり、相談の上改良していった。台本以外にも、スライドに使う写真を準備するために、時には授業にお邪魔して撮影したこともあった。
完成した台本を、実際に劇のように動きもつけて発表すると、制限時間を大きくオーバーした。何回も繰り返し、台詞や段取りを覚えても、どうしても発表時間が長くなりすぎてしまう。せっかく洗練された台本だったが、本番制限時間を越してしまうと失格になってしまうため、台本を削る作業が不可欠となった。台詞を最大限に削っても、まだ少し時間が足りないので、劇も削らざるを得なくなった。しかしSt. Paul高校のメンバーは、"創造性"に重きを置いたプレゼンテーションなので、劇部分はできるだけ削りたくないと主張した。彼らの思いも汲みたかったが、制限時間をオーバーすると、今までの努力が全て水の泡となってしまう。結局、劇部分も少し削り、スムーズにいけば制限時間内に終了する長さの台本が完成した。しかし心配なのが、本番に緊張のために台詞を忘れてしまい、言葉に詰まったときに時間をオーバーすることだ。そのような事態のないよう、各自自分の台詞を一生懸命覚え、何度も何度も全体で発表練習を行った。
そして、28日にASEP本番を迎えた。日本・台湾・韓国・インドネシアの各国から生徒・学生が集まっており、会場は活気に溢れていた。顔は似通っているものの、異なる言語を話し、異なる文化を共有する同年代の人たちが大勢いる環境に、私は大変励起された。同時に、本番のプレゼンテーションでは彼らを圧倒したいと奮い立たされた。私たちの出番は午後の一番目だったが、午前中同級生や後輩のプレゼンテーションの合間を縫ってリハーサルも行った。準備を万端にさせて、本番に挑んだ。
本番は、チームのメンバー全員が一番輝いている時間だった。本番中、私はメンバーの発表中の様子や待っている様子をずっと見ていた。皆緊張している一方で、しっかり練習してきたという自信にも満ちていた。皆が自分のパートを完璧にし、生き生きと自分の役をこなしていた。本番中の楽しさは、ロールプレイングならではのものだったし、チームが一体となった後の達成感はひとしおだった。今までで一番いいプレゼンテーションができたと感じた。
他チームのプレゼンテーションに関して言えば、私が一番感銘を受けたのはインドネシアのチームのプレゼンテーションである。まず驚いたのが、プレゼンターに小学生くらいに見える児童がいたこと、そして彼らがとても流暢な英語を話していたことであった。そして彼らの、私たちに訴えかけるような力強い一言一言に、私は衝撃を受けた。覚えた台詞を淡々と話すプレゼンテーションが多い中で、このインドネシアチームの力強く新鮮なプレゼンテーションは私を魅了し、私の心に最後まで残っていた。
全プレゼンテーションが終了し、各チームに賞が授与された。結果的に言うと、私たちのチームはプラチナ賞を頂いた。賞発表の瞬間、自分の中にまだ残っていた緊張が全て解きほぐれ、メンバー全員で声を上げて心から喜んだ。そしてその後のパーティーでは、チームのメンバーと私のホストとで歌って踊って、大会の終了と良い結果を祝った。
私たちのASEPは、関西大学のチームメンバー、St. Paul高校のチームメンバー、そしてサポートしてくださった先生方のおかげで、このように成功を収めることができた。私にとっても、この経験を通して培った他者と協力する力や交渉する力は、大きな学びとなった。台湾で私たちをあたたかく迎えてくれたチームのメンバーやホストファミリー、先生方には大変感謝しているし、この友好関係を長く続けたい。
最後になったが、このASEPという素晴らしい場を創り上げてくださった全ての方に心からお礼を申し上げたい。
ASEP 2012 Report
Kansai University, Ayuka
Nakagawa
ASEP gave me an opportunity to
visit Taiwan, where I have never been. It was also first time for me to
collaborate with students abroad to create one presentation together. I was so
excited to have this opportunity and it actually turned out to be a wonderful
experience for me.
When we first met our team members
in St. Paul high school, they gave us scripts they had already done. The
presentation style was role-playing - unlike common presentation style, it used
dialogue. They created the presentation focusing on creativity in order to
attract listeners. The idea of script and acting was interesting and
well-conceived, but some sentences of English they wrote was unclear and
inaccurate to some extent as they were still high school students. Therefore,
as our way of cooperation, we made revisions of the script. At the same time, we prepared for other presentation materials such
as photos.
After completing script, we actually tried to read it aloud with acting.
Then we realized we ran out of time of presentation. Even though we remembered
the script and acting to do it smoothly, we still could not finish it in time.
We needed to cut some scripts to finish within a time frame, since we would be
disqualified from award if we present overtime. We cut script as much as we
could, but we still ran out of time a little. We could not help but cutting
some acting as well. St. Paul members, however, insisted that they did not want
to cut acting because acting made our presentation more creative and creativity
was necessary part for our presentation. We had some conflict on this issue,
but at last, we decided to cut some acting to meet a time limitation. Finally
we could make our presentation finish within a time frame if it is done
smoothly. We must have remembered our script surely and we individually tried
our best.
As a result, we got platinum award. I could not be happier when I hear
our result. All of our team members shouted for delight. I believe that the
hard work of St. Paul high school students and our fruitful corporation led us
to this great result.
Finally, I would like to thank all
the people who have worked hard to engage in ASEP, and students and teachers in
St. Paul for letting us have this wonderful and unforgettable experience.
関西大学
長尾亜美
『探検し、夢を見、発見せよ。』という言葉を作家マーク・トウェインは残しています。ASEPに参加しようと決断したのも多様多種な人々と交流したかったのに加え、台湾に行き台湾の文化、習慣そしてライフスタイルを感じ、個人として自らの人生を探検し、夢を見、様々な価値観を発見したかったからです。
プレゼンテーション
“Competition and cooperation” – 2012年度ASEPのトピックです。関西大学の4年生は高校生とチームを組む事になりました。高校生とプレゼンを作るのは初の試みでしたが、不安など一切ありませんでした。それも吉田教授から聖ポール高校の学生たちはとても積極的かつ意欲的だと聞いていたからです。 トピックがかなり大きなテーマだったために話合うのにも時間がかかってしまいました。
現地の方とは主にメールを使い、ウォルター先生を通じて連絡を取っていました。彼もまた積極的でとても頼もしい先生でした。現地でもアドバイスや意見など様々な場面で協力していただきました。
高雄に着いて初めて6人のチームメイトと出合う事ができ安心しました。彼らはやはり積極的でとてもフレンドリーでした。ミーティングでは積極的に意見交換ができたと思います。お互いの意見を巧くまとめることができたと私はプレゼンを通じて感じました。
プレゼンでは主にロールプレイを使っていたのですが、これもまた初の試みでした。ロールプエイは強いインパクトがありますが、その分時間をかなり使います。リハーサルでは制限時間をオーバーし、最初は悩みましたが、改善できる、削れる部分など見直し再構築したとこと本番では9分という時間で終えることができました。
ホームステイと自由時間
ホストファミリーのおかげでとても有意義で貴重な時間を過ごせる事ができました。ローカルな食事も遊びにも連れていって下さったので、現地の文化を短期間ではありましたが、感じる事ができました。
最初の晩ご飯は魚介専門のお店でいただきました。中華テーブルをホストそして親族や友人の方で囲んで賑やかに最初の晩ご飯をいただくことができました。台湾料理は日本料理と似て、複雑な味付けをしておらず、本来の素材の味を楽しむ傾向にありました。
ホストファミリーはマンションに住んでおり、父、母、姉、弟そしてお手伝いさんの5人で住んでいました。私には自分専用の部屋があり、シャワーとトイレもあったので、とても気が楽でした。何から何まで用意して気遣って下さったので本当に快適な時間を過ごせることができました。
朝ご飯も毎日の楽しみの一つでした。ホストマザーが朝から手作りのご飯を作ってくれたので、気分も食欲も毎回満たされていました。水餃子や豆腐料理など毎日違う料理をだしてくれました。台湾には日本では味わえない料理がたくさんあります。オイスターオムレツや臭豆腐などとてもユニークな料理が屋台などで味わえます。個人的に臭豆腐はあまりいい印象を覚えませんでしたが、味は美味しく名前通り、匂いだけがすごく独特でした。
高校生が街の案内をしてくれたおかげでより台湾の文化を満喫する事ができました。火鍋や大きなかき氷、タピオカなど食するどれもが新鮮で美味しかったです。移動は主にMRTを利用したのですが、切符ではなくICコインを使っていたのでこれもまた新鮮でした。
休み時間になると先生がタピオカドリンクをごちそう、そしておせわをしてくださりと、本当に気を使って下さりました。
学校
カトリックの私立学校だったので正門付近の踊り場で大きなクリスマスツリーが飾られていました。 校長先生を筆頭に様々な方々が私たちを手厚く歓迎してくれて、本当に嬉しかったです。現地の中学・高校生もとても元気で積極的に声をかけてくれました。一部工事中の建物もあり歴史を感じるところもありましたが生徒達は活き活きとしていて勉強・スポーツに励んでいました。
チームメイトの高校生達はとても明るく活発でした。そして何よりも歌って踊る事が大好きでした。休み時間になれば歌って踊ってと私もついつい一緒に踊ってしまいました。いつも笑顔で元気な彼らには見習う部分がたくさんありました。
感謝
台湾そしてASEPで出合った皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ホームステイで気づいたのは文化や習慣が違えど家族はやはり大事な存在ということ。親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちこれはどこの国でも一緒なのではないでしょうか。台湾に家族ができて本当に嬉しいし光栄です。現地で出合った高校生達。明るく元気な高校生。年上ですが私の方が見習う事が多かったです。笑うときは笑い、悲しいときは泣く。素直に自分の感情を受け止める大切さ。そして一瞬一瞬を大切にする心持ち。たくさんのことを教えてくれてありがとう。
先生方、そしてASEPを運営して下さった方々。お疲れさまでした。皆様のお陰で貴重な体験をすることができました。最近ニュースで日中韓問題がとりあげられるばかりですが、ASEPの場ではそのような事も一切感じませんでした。私はどの国の方々とも仲良くしていていただけたばかりか、今でも連絡をくださる心優しい方ばかりでした。物事を表面でみるのではなく中をしっかり見ていく重要性も感じました。
そして最後の関西大学吉田ゼミのみんなにお礼を言いたいです。皆と台湾にいって一緒に貴重な経験ができてとても嬉しいです。これからもお世話になります。よろしくお願いします。そして吉田教授、いつもアドバイスありがとうございます。これからお願いします。
Kansai
University
Ami Nagao
Explore, dream, discover – once said the famous writer, Mark Twain.
When I heard about ASEP 2012, without a second thought, I got myself in for the
programme. Joining ASEP would be a great opportunity for
me to interact with people who have diverse backgrounds. Moreover, being
exposed to Taiwanese cultures, customs and lifestyles would positively broaden
my sense of value and perception.
Presentation
“Competition and
cooperation” – this was the theme of ASEP 2012. Kansai University – senior
students were teamed up with high school students. I never had a group
presentation with high school students; however, I was not worried at all. As I
heard that students from St. Paul High school are aspiring and highly
motivated, and they did started distributing their own ideas much earlier than
us. Our group discussed the theme carefully and thoroughly by sharing our
ideas. The theme was quite indefinite that it was hard for us to reach the
conclusion.
E-mail was the key tool to
contact with our Taiwanese teammates, especially to their teacher, Walter. He
was also a generous and enthusiastic man, he gave us guidance and encouragement
in many situations, such as making the topics, scripts and power points.
We all could meet our
six Taiwanese teammates in Kaohsiung after Christmas. Namely, Andy, Betty,
Celine, Jessie, Peter and Viginia. They never
hesitated to ask any questions and speak up their minds. Further, they were
good listeners. Whenever we had some opinions and suggestions, they always
listened and we compromise our opinions to find the best possible agreements
through mutual communication.
Role-playing method
was the main approach to deliver our presentation. I have seen some students
use the style in World Youth Meeting, but never done it myself. While
role-playing is a powerful technique, it consumes time. When we run through the
script, the measured time exceeded the limit time. We had to make several major
changes in order to solve the situation. By conducting important parts and
eliminating unnecessary ones, we could manage to finish the presentation within
the time at the performance.
Home stay and free time
Everything was
astonishing, exciting and empowering in Taiwan because of my host family. They
let me experience to live in a cozy Taiwanese home, taste authentic Taiwanese
foods and explore variety of Taiwanese sites. My host family was friendly and
kindhearted, and I was fortunate that I could meet such a wonderful family.
We enjoyed our first
dinner conversation at a Taiwanese seafood restaurant with their friends and
relatives. It was my first time to eat on a round table with various appetizing
dishes on it. Like Japan, it seemed that Taiwanese seafood puts an importance
on natural flavors rather than complicated seasonings. Traditional radish
cakes, pumpkin noodles and seafood-fried rice soon became my favourites. We enjoyed getting to know each other for the
rest of the night.
My host family lives
in a condominium. They arranged me an own private room with a private bathroom.
They even prepared me a towel, toothbrush and toilet amenities. Not only the
fully quipped environment but also my host’s hospitality was the huge reason of
why I could spend comfortable nights. Moreover, they treat me not only just as
a guest but also as a new member of their family.
As I love to eat,
breakfast became the enjoyable part of my every day routine. As my host mother
always provided my host sister and I a tempting and delicious Taiwanese
breakfast, such as mini soup dumplings, gyozas, and
tofu meals. With its enriching colours and savory flavours, I could ask for nothing more. One time, my host
sister, friends and I went to a night market to enjoy local Taiwanese foods. I
had some famous and unique Taiwanese snacks that cannot have in Japan. For
instance, duck tongue, stinky tofu and oyster omelet. The taste of stinky tofu
was good, but I find its smell very stinky that made an unforgettable
impression that night.
Students and teachers from
St. Paul have also show us around the city and the bay area. In there, we could
enjoy a spicy red hot pot, gigantic shaved ice cream with colourful
fruits and local snacks served up in streets. We used MRT (Mass Rapid Transit)
to visit the sites. In Taiwan, they adopt IC coins to collect passenger fares,
which was the same with MRT in Bangkok, Thailand.
During break time at
school, Walter always offered us tempting desserts. Pearl milk tea was one of
them. Commonly called bubble tea, is also one of the well-known beverages that
include chewy Tapioca spheres in Taiwan. I got to see the place much closer and
in a new way, by getting along with native friends, using public
transportations and having local food.
School
St. Paul's High School (高雄市天主教明誠中學) is a catholic school located in the
second largest city of Taiwan. Compared to the high school I attended in Japan,
it was much huger and well maintained. Some parts of the buildings were under
construction in order to rebuild a more solid and modern framework. As for
teachers and students, they welcomed us with warm heart that we could ease our
nerves. They always treated us equal and were sincere to us.
I never felt any
language barriers and problems at school. They were excellent English speakers,
plus they were great entertainers as well. They fancy singing and dancing.
Whenever they had free time, they often sing and dance; never got tired of
doing that routine over and over again. We even went once to a karaoke bar to
enjoy what they do for fun. From 15 and 16 year-old adorable friends, I learned
again the importance of being young, lively and free.
Thanks to everyone I met
To my friends I met in
high school and ASEP, who gave me love. They had a great impact on my life; it
was fun and entertaining being with them and also of the learning, emotional
support and the growth that they lead to. I am missing them badly and hope I
can meet them again very soon.
Secondly, would like
to thank all the teachers and supporters of ASEP. Without their huge and
patient effort, ASEP would not be successful. The programme
was fruitful in many ways. We learnt not only presentation skills but also the
importance of exchanging, accepting the ideas and ideals of other people.
Regardless of international conflicts among countries, we could make many
friends in ASEP. Hope this programme will become the
key to resolve and overcome tensions among many nations.
Lastly, to my beloved
Kansai University friends, I appreciate a lot to them. I could show and share
both joy and sad, good and bad to them. They never refuse me for who I am. They
gave me support, encouragement and defense during and out of the programme. I am very proud of having friends like them.
Also, thank you, Professor Yoshida, for always giving us an unconditional
support and love.
ASEP
関西大学外国語学部4年次生 若林久美子
プレゼンテーション
私たちは今回のプレゼンテーションを行うにあたり、まず日本からの参加チーム内で“cooperation and competition”についてのブレインストーミングを行いました。そして、cooperation, competition, collaborationの3つを軸にプレゼンテーションを構成していくことになり、その旨を、St.Paul高校の代表の林さんに報告し、また、相手方の進捗報告もお願いするメールを送りました。しかし、忙しいからか何日経っても返信がなく、催促のメールをしたところ、プレゼンは完成しましたという返事がきました。その時点で台湾渡航まであと数日で、もうどうすることもできず、台湾に着いたときにはすでにスクリプトも完成しており、私たちは相手方の指示に従うだけということになってしまいました。これに関しては、責任者であった私がもっと事前に、ゼミ内で打ち合わせをして、プレゼンテーションの軸を決め、すばやく相手校の代表に連絡を取り合うべきだったと思います。もし連絡がとれないようだったら、積極的に何度も催促のメールをすべきでした。そうすれば、もっと日本から参加する私たちの意見を組みこめたプレゼンテーションになったと思います。幸いなことに私たちの意見であったcooperation, competitionにcollaborationが欠かせないという意見は取り入れてくれていたので、その点に関してはメールを送っていてよかったと思いました。
プレゼンテーションと準備から本番までに関しては、一からプレゼンテーションを作った経験のある大岡くんと長尾さんが中心になって進めていってくれました。二人の背中を見て、プレゼンテーションを作るプロセスを学ぶことができました。しかし、振り返ってみると、私たちのチームにはチームワークが欠けていたように思います。まず日本から参加する学生の中でも、指揮をとってくれるメンバーとそれに従う学生の間でも、モチベーションやチームに貢献しようという姿勢の違いが表れていました。そしてSt. Paulの生徒側も、プレゼンテーションをする生徒と、パワーポイントを作成する生徒が別々だったため発表内容を変更しても、パワーポイントのスライドが対応しないことが何度もありました。このあたりに関しても、学生に対してはモチベーションコントロールを、St. Paulの生徒に関してはパワーポイントを担当してくれていた生徒にも、プレゼンテーションの話し合いにも参加してもらうよう話したり、事前にSt. Paulの代表者と打ち合わせしたりしておけばよかったと思います。そうすることで、より質の高いプレゼンテーションを作ることができたと思います。チームとしてはプラチナムをいただくことができましたが、本番に私自身緊張してしまい、セリフを少し忘れてしまい悔いの残るプレゼンテーションとなってしまいました。今回のプレゼンテーションでは聴衆をひきつけること、そして聴衆に感動を与えられたとは正直思えませんでした。しかし初めてこのような場でプレゼンテーションをする機会を得られ、プレゼンテーションの難しさを肌で感じることができたことは、今回のASEPでの収穫になりました。
ホームステイとフリータイム
今までニュージーランドやイギリスでのホームステイを経験しましたが、今回のホームステイではじめて男子学生がホストで少し不安でした。事前に連絡を取り合っていた際は、とても好意的で安心していましたが、実際に左営駅に迎えにきてくれたときに、男性3人で出迎えてくれたときは、やはり不安で、英語もあまり通じずとても不安そうな顔をしていたと思います。しかし、晩御飯を食べるホテルまで案内してくれ、ホストマザーとホストシスターに会えたときはとても安心し、積極的にコミュニケーションをとるようになりました。事前に左営駅に着く時間をホストファミリーに伝えるだけでなく、その際に誰が迎えにきてくれるのかなど、事前に現地での滞在期間中の行動を予想し、それに必要となる情報交換の重要性を痛感しました。その後はトラブルもなく、快適なホームステイを経験できました。事前にホームステイ申込書に台湾の食文化に興味があると伝えていたからか、台湾の様々な食べ物を私に紹介してくれ、最終日にはわざわざ市場やレストランに連れて行ってくださり、餃子やグァバ、マンゴーなど台湾でしか食べられないものをたくさん教えてくださりました。何より私のホストファミリーは、私に台湾のことを一つでも多く知ってほしいと、Love Riverや新堀江など、高雄の有名どころに時間が許す限り連れて行ってくださり、一つ一つ説明をしてくれました。何より驚いたのは彼らの圧倒的な知識量でした。私も海外の友人が日本に来た時は案内をしますが、ここまで積極的に自ら進んで紹介することはなく、友人の行きたい場所へ案内する程度で、細かい歴史などを教えてあげられるほどの知識もありません。日本についてもっと知ろうと海外に行くたびに思いますが、今回特に感じたのは相手の興味のある分野に精通しておくと、コミュニケーションが取りやすいと言うことでした。これに関しては下の学校の欄で詳しく書いています。このホームステイを通じて、私の事前準備の甘さを反省するとともに、台湾人のホスピタリティーに学ぶところはたくさんありました。私自身の生活を振り返り、もっと周りの人の気持ちを大切に、相手が何を望んでいるのかということをもっと考える必要性を痛感しました。
学校
高雄到着翌日、さっそくSt. Paulの全校生徒の前で挨拶する機会をいただき、皆しっかりと聞いてくれ、あたたかく歓迎してくれました。プレゼンテーションの準備の際に学校内で生徒に出会うことが多かったのですが、皆すれ違うたびに挨拶をしてくれ、なかには日本語で挨拶をしてくれる生徒もおり、驚きました。恥ずかしがって私たちの後ろをついてくる生徒もいましたが、こちらから声をかけると、こんにちはと挨拶をしてくれました。しかし、中には英語も日本語もあまりできない生徒もおり、コミュニケーションの取り方に戸惑うことが何度かありましたが、簡単な英語や日本語で話しかけたり、勉強してきた中国語で話しかけたりすることで意思疎通を図ることができました。中国語を少しばかり勉強してきたとはいえ、やはり限界があり、もっと中国語を勉強してこればよかったと思う反面、中国語などを使わずにコミュニケーションをとっている学生がいました。彼は日本の漫画のキャラクターの真似や、漫画の話をしていました。言語はわからなくても、彼の言いたいことをSt. Paulの生徒たちは理解して彼に親近感を覚えていたのではないかと思います。そういった経験からも、台湾で流行っている日本の漫画を読むなど、台湾側の生徒の立場に立ち、彼らの興味のある分野に関しての知識を深めておけば、もっとSt. Paulの生徒たちと仲良くなることができたのではないかと思います。
出会った全ての人々へ感謝
まず、ASEPという企画を教えてくれた友人にありがとうという気持ちを伝えたいです。ASEPに参加することになったのは大学4回生の冬でしたが、1回生のときにASEPに参加して、その経験を私に教えてくれ、興味を持たせてくれた友人に感謝しています。彼と話をすることがなければ、私はASEPに興味を持つこともなく、4回生になってゼミで参加するということになっても、あまり気持ちが向かないまま中途半端な気持ちで参加することになっていたと思います。そしてASEPを運営して下さった関係者の皆様、それを日本で支えてくださった吉田先生や影戸先生、池田先生をはじめとする先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの生徒や学生が世界から高雄に集まり、それをコーディネートするだけでも大変だったと思いますが、スムーズに大会は進行していき、最後まで楽しむことができました。特にASEPに誘ってくださったゼミの教授でもある吉田先生に感謝しています。吉田ゼミに入らなければ、積極的にASEPに参加したいということにならなかったでしょうし、吉田先生がお持ちのコネクションが活躍した大会であったと思います。ASEPの期間、私を受け入れてくれたホストファミリー。彼らのホスピタリティーのおかげで、私はASEPだけでなく、台湾での生活を楽しむことができました。今回の滞在はとても短かったのですが、彼らが台湾の食生活や文化についてあらゆる角度から教えてくれたことで、台湾に観光で来るよりも中身のある台湾渡航にすることができました。最後に一緒に参加したSt. Paulの生徒の皆、そして吉田ゼミの皆、関西大学総合情報学部から参加した学生の皆にもありがとうの気持ちを伝えたいと思います。St. Paulの生徒の皆はあたたかく私たちを受け入れてくれて、私たちに素敵な台湾での思い出をプレゼントしてくれました。吉田ゼミの中には今回参加できなかったゼミ生もいましたが、彼らも日本から応援してくれました。総合情報学部の学生は台湾の案内などをしてくれ、とても助かりました。このように振り返ってみると、本当にたくさんの人の協力があってASEPという大会が運営されていたのだと再確認しました。今後はこの大会でできたコネクション、彼らへの感謝の気持ちを忘れずに日々精進していきたいと思います。
ASEPを通して
関西大学外国語学部
岡田 菜摘
私は、今大学三回生だということもあり、就職活動との兼ね合いで、ASEPに参加すると決めるまでに長い時間がかかりました。今、ASEPを経験して感じることは、思い切って参加してみて本当に良かったということです。
1.事前準備について
実際に台湾でチームメイトと合流するまでに、日本で三回のスカイプミーティングをしました。最初は、慣れないということもあり、進行がうまくいきませんでした。その中で、今回のASEPテーマであった、cooperation and competitionというトピックに基づいて、どの様にアプローチしていくかを話し合いました。日本側と台湾側とで、考えている言葉の定義や、プレゼンの構想が異なることが多く、その調整をするのがとても難しかったことを覚えています。時には行き詰まり、なかなか思うように進まないことが多くありましたが、最終的には、ある程度お互いの意見や考え方を共有することが出来ていました。この事前準備がなければ、台湾についてからの少ない時間で、プレゼンをまとめることは出来ていなかったと思います。
2.プレゼン準備、発表について
事前準備である程度話し合っていたということもあり、スムーズな流れでプレゼン内容についての議論に入ることが出来ました。初めに、プレゼンのアウトライン、各パートで使う事例の整理や、言葉の定義の最終決定等に時間を費やしました。なかなか事例を決定することが出来ず、英語でお互いの意見や感情の微妙なニュアンスを伝えることの難しさを痛感しました。その後は、チームをプレゼンのパートごとに三つのグループに分けて、それぞれスクリプトやパワーポイントのスライドの作成に取りかかりました。実際にスクリプトを制作するにあたって、今まで話し合ってきた内容に修正・改善を加えなければいけない部分や、もう少し内容を詰めなければいけない箇所が出てきたので、その都度、全体での話し合いやグループ同士の調整を挟むことで解決していきました。その結果、一日目終了時点で、大体のスクリプトとスライドが完成した状態で二日目に移ることが出来ました。二日目の午前中は、一日目に完成していなかったパートの補足や、本番での役割分担を決定しました。本番では、パソコンのオペレーター担当者以外は舞台にあがり、全員で発表することにしました。大人数での発表だということで、プレゼンターの入れ替えや間の取り方に気をつけようと思いました。午後からは部屋を貸し切って、実際にスライドを利用してのプレゼン練習に取り組みました。私は、今まで何回もプレゼンを経験してきましたが、それでもまだまだ不十分な点に多く気付かされました。例えば、前に立つ時の姿勢や、スピーチ中のジェスチャー、表情等は、チームメンバーに指摘されて初めて気づくことが出来ました。実際に練習風景をレコーディングし、確認した際は、自分の英語の発音やアクセント、抑揚の付け方の改善点を多く発見することができ、良い気付きになったと思います。逆に、チームメンバーの発表の仕方を見て、客観的な視点でプレゼンを捉えることもできました。この日は、何回もリハーサルを重ね、翌日の本番に備えました。本番では、途中パワーポイントがダウンしてしまい、良い流れで進んでいたプレゼンの進行が止まってしまうという予想外の出来事がありました。とても悔しく感じましたが、皆大きく動揺することもなく、最後まで通すことができ良かったです。最終的には、一番良い色の賞を頂けて、達成感でいっぱいになりました。結果発表が終わり、チームメンバーと写真を撮っている時に、このメンバーとプレゼンできて本当に良かったと感じました。意見の衝突や、なかなかうまく話し合いが進まないこともありましたが、全て良い思い出・経験に変わった瞬間でした。今回の経験を活かして、来年度のWorld Youth Meetingや、ASEPに繋げていければいいなと思います。
3.ホームステイについて
私は、このホームステイを通じて、本当に素晴らしい家族と出会うことが出来ました。初対面の時から、ホストファミリーはとてもフレンドリーに、温かく私たちを歓迎してくれました。ホストシスターのVivianは日本語と英語を話せましたが、家族の方々は話せなかったので、自分が中国語を理解できないことに少し不安を感じていました。しかし、そんな心配とはうらはらに、家族全員がVivianを通じて積極的に話しかけてきてくれました。そして、時間が経つにつれて、言葉の壁はあっても、ボディラングエージや、お互いの表情等でコミュニケーションをとることが出来るようになりました。時には日本語を教えたり、反対に、中国語を教えてもらったりして楽しい時間を過ごしました。昼間はほとんど大学にいましたが、放課後、家に帰って家族と過ごす時間をいつも楽しみにしていました。また、空いている時間を見つけては、高雄の観光名所へ連れて行ってくれました。夜市に行った際は、私の日本の家族にお土産をと、たくさんプレゼントを買ってくれて申し訳ない気持ちになるほどでした。プレゼンの前日には、Vivianが私たちに内緒でお守りのブレスレットを用意してくれていて、とても感動しました。本当にプレゼンがうまくいくような気がして、何回もお礼を言いました。その日の夜は、お母さんが手料理でごちそうを作ってくれました。どれも台湾の家庭料理で、初めて口にするものも多くありました。鳥の心臓や指がスープに入っていたのには衝撃を受けましたが、料理のおいしさと、お母さんの気持ちのこもった御もてなしに胸がいっぱいになりました。最終日に、家族と別れるのは本当に寂しかったです。またいつでも家に来てね、歓迎するからね、と何回も何回も言ってくれて、本当に嬉しかったです。又、これから毎年家族で日本に旅行に行くから、その時は絶対会おうと約束をしてくれました。その約束が今から待ち遠しいです。そして、最後に、今回のホームステイで一番感じたことは、家族全員がお互いのことを本当に大切に思っていて、それを当たり前のように表現していることです。わたし達日本人は、心の中では大切に思っていたとしても、日々感謝の気持ちを口にしたり、行動に移したりすることは少ないと思います。ですから、今回ホストファミリーと生活を共にすることで、私自身の日本にいる家族をもっと大切にしようと思うようになりました。私がこのホームステイで感じた家族の愛情と温かさを、一生大切にしていこうと思います。
4.義守大学について
義守大学は、想像以上に広大なキャンパスでした。大学内に遊園地とデパートがあり、日本の大学とは全く違った雰囲気で、南の島のリゾートの様な景観でした。大学が所有するアミューズメントパークは修学旅行生で賑わっていました。そして、大学は山の上にあるので、日が落ちると夜景がとてもきれいだったのが印象に残っています。大学内にはいくつか学食の様な場所やカフェテリアがあり、多くの学生がそこで昼食をとっていました。私達も、義守大学にいる間は、そこでチームメンバーとランチしていました。安くて量も多いので、とても便利でした。ただ、12時ごろをピークに学生が溢れ返るので、時間帯を見計らって行く必要がありました。又、たくさんの学生が図書館で勉強しているのは日本と同じでした。ただ、一般の学生と、留学生とで、別々の図書館を使用していることに少し驚きました。最後に、上記で述べたように、とても広い大学だった為、最後までどこからどこまでがキャンパスなのか把握できませんでした。ですから、又来年も機会があれば、義守大学を訪れてみたいと思います。
5.感謝の気持ち
今まで述べてきた様に、素晴らしいチームメンバーと、温かいホストファミリーに恵まれて、感謝の気持ちでいっぱいです。ASEPで得た、たくさんの方々との出会い、繋がりをこれからも大事にしていこうと思います。そして、近い将来、少しでも恩返しが出来ればと感じています。最後になりましたが、今回の様な素晴らしい機会を与えてくれたASEPに感謝します。
ASEP
Kansai University
Foreign Language Faculty
Natsumi OKADA
In fact, it took much time
to decide to take part in ASEP due to my job-hunting schedule; however, I can
say that my decision was absolutely fine.
1. Skype Meeting
Before leaving Japan, we had
a skype meeting with team members in Taiwan for three
times. We mainly discussed how to approach the theme ‘cooperation and
competition’, but it was quite hard to understand or integrate each other’s
opinion. Especially, it took much effort to modulate the differences of the
word’s definitions or imagined structures of our presentation. We always bounce
ideas off team members and sometimes our discussion did not go well. However,
thanks to this meeting, we were able to share our opinions and core ideas.
Therefore, I think that it was impossible to complete our presentation in a
limited time in Taiwan without this process.
2. Preparation and
Outcome of our Presentation
Thanks to the above
process, we did not have many difficulties to exchange our opinions at the
first meeting in Taiwan. At first, we spent several hours to decide which
examples to use in our presentation and fix the definitions of the key words.
Actually, it was still hard to convey what I thought correctly in English.
Then, we divided our team into three parts and made scripts or slides of
presentation in each group. While making them, we discussed again and again,
every time we found some parts to be improved or revised. As a result, we
almost finished making scripts and power points on the first day. In the
morning of the following day, we allocated each roles of delivering a
presentation. We decided that all of us would get on a stage except for the
operators of a computer. I thought we had to be aware of the timing of changing
presenters on a stage not to distract audience’s concentration. In that
afternoon, we practiced and practiced by using power point. I found many points
which I had to improve even though I had experienced giving a presentation for
many times. For example, my team members pointed out that my posture, gesture
and facial expression were not good enough. I also found some weaknesses in my
pronunciation, accent and intonation when we recorded our rehearsals. At the
same time, I was able to observe our presentation when I watched the ways of
other presenters. On that day, we continued to practice hard until it was
getting dark outside. Finally, on the following day, we delivered our
presentation successfully in front of a lot of audiences even though power
points stopped working suddenly at the middle of our speech. This was an
absolute unexpected thing; however, we managed to continue to the end without
upsetting too much. As a result, we had got the most honored award in this
competition, ASEP. I was filled with the feeling of achievements and happy to
have such a great award. This was the very moment which all the difficulties we
had overcame changed to the great memories and experiences. I would like to
make the most use of this experience in ASEP for coming World Youth Meeting and
ASEP in 2013.
3. Home stay
I met a so lovely family in
Taiwan through this home stay program. From the first meeting, my host family
welcomed us very much. Actually I was a little bit worrying about my total
inconvenience of Chinese, however, my host family tried to talk us a lot
through my host sister, Vivian who were good at speaking both English and
Japanese. As time went by, I became to communicate with them by using body
languages or facial expression despite of our language barrier. Sometimes, they
taught me some Chinese words and I also taught them some Japanese ones. In a
day time, I had been in I-Shou University almost all
the time, but I was always looking forward to going back to home. After school,
they often took us to many famous places in the city. When we went night
market, my host mother bought us a lot of presents as souvenirs for our
families in Japan. In addition to this, Vivian gave us a bracelet as an OMAMORI
the day before ASEP. I was about to crying by receiving her heartwarming
kindness. At that night, my host mother cooked an extremely great Taiwanese
dinner. Even though I was surprised at the fingers and hearts of chicken in a
soup, I was quite moved by her delicious dishes and great hospitality. Because
of many wonderful memories with them, I felt really loneliness when we said
good-bye at the station on the last day. They said to us, ‘We are always
welcoming you, waiting for you.’ for many times. And also, they promised to
come to Japan every year. I cannot wait to see my sweet host family next time.
Finally, the very thing I felt during my home stay in Taiwan, they always
expressed their appreciation or affection to family members without any
hesitation. We Japanese rarely express their feelings or appreciation towards
people who are closely related with in a daily lives. Therefore, I came to
think I would say many thanks to my family in Japan. I will never forget much
kindness and hospitality of my host family we received in those five days.
4. I-Shou University
5. Great thanks to
everyone I met
As we have seen, I will give
a great thanks to my wonderful team members, my sweet host family and all the
people who I met in Taiwan. I will never forget their kindness and memories we
shared in those five days. I would like to welcome them to Japan if we have
opportunities. In the end, I will thank ASEP which gave me unforgettable and
priceless experiences.
ASEP報告書
関西大学外国語学部 岡本有生
1.
事前交渉
事前交渉の苦労から私が学んだことは二つあります。一つ目は、両者の考えをいかにして調和させるかということです。我々の考えていることを、彼女達たちにスカイプで伝え、続いて彼女達の考えを知りました。しかし、全く考えていたものが両者の中で異なっていたのでした。この二者間の相違を調和しなければなりません。彼女達たちの考えていた内容は次のようなものでした。協力と競争のどちらが良いか、それを決めるために両者のいい所と悪いところを例示させ、それを基に決めるという内容のものでした。実を言うと、この考えは日本人だけで話し合った時にも出て来たアイディアの一つでした。しかし、他のグループで、このような構成のプレゼンは必ず存在するであろうから、避けよう、というのが、我々日本人の中で出された決断でした。この、「他のグループもするであろう」、「面白みに欠けるであろう」ということを台湾側に伝えました。すると、彼女たちもその考えには賛同してくれて、彼女たちの構成ではなく、我々の考えた構成でプレゼンをすることができそうになりました。だが、このままでは彼女たちが考えたことが一つも採用されないという事態になりかねないので、なんとか彼女たちの考えを我々のプレゼンのどこかに組み込めないかというのを考えました。我々が考えた構成の中で、ケーススタディという例を組み入れようというのが結論でした。このケーススタディに彼女たちの考えを採用すれば、お互いがwin-winの関係になれると思いました。
二つ目に苦労したことから得たことは、言葉の選択です。当初、我々の結論は、競争と協力から得たことを他者へ発信していこうという意味で、”share”という言葉を用いていました。しかし、台湾の学生たちは、この“share”という言葉は、”cooperation”と同じではないかということで、あまり理解をしてくれませんでした。なんとか我々が定義する”share”を説明し、その意味自体は理解してくれましたが、まだ”share”という言葉が、腑に落ちない様子でした。そこで、”share”ということばを“spread”に変更して提案すると、納得してくれた様子でした。”share”というのを、我々日本人は和製英語のようにして使っていたために、台湾と日本で考え方に違いが生じていたのだということを知りました。
以上の二点より、両者のアイディアを調和させるためには、まずは、相手方、もしくはこちらの考えの何が良くないのかという説明を行うが、全否定はしてはいけないということです。必ずどちらにもいい点はあるから、それを効果的に組み入れようする気持ちが重要なのです。そして、日本人とそれ以外の国の人で、言葉にある意味の捉え方が異なることがあるので、そこにも注意する必要があるということを学びました。
2.
プレゼン準備
プレゼン準備で私が心がけたことは、当日までのスケジュール設定です。12月26日から合同で開始し、28日の当日までに残されている時間を明確にすることで、いつにどの段階まで完成していないといけないかということが明白になってよかったと思う。また、これをしたおかげで、我々に残されている時間の短さを実感し、てきぱきと行動をしていかないといけないという意識が全員に行き渡ったと思います。
一方で、しておくべきだったと思うことは、台湾の学生とのアイスブレイキングである。12月26日にASEPを共に行っていく台湾の学生と初対面を果たしたとき、Skypeだけでは打ち解けられなかった緊張感というものが、このときに発生した。それにも関わらず、対面してから、軽く自己紹介を行ってから、早速プレゼンに関する話し合いに移行してしまったために、やや堅い空気のまま進めていかざるを得なかったのです。お昼休みのときにやや和めたが、それでもやはり、はじめにもっと緊張を解くような、なにかアクテビティを考えておけば、もっと効率よく話し合いを実施できたのではないかと思います。
3.
発表
工夫したことは、三つあります。一つ目はプレゼンの冒頭で、観客の興味をひきつけるために、衝撃的な数字を提示したことです。こうすることで観客の注意を引きつけられると思ったからです。二つ目は、アウトラインをイントロダクションのパートで述べたことです。こうすることで、観客はどのようにして、プレゼンが進められていくかを知ることができると思ったからです。そして三つ目は、最後の結論のパートで、観客にメッセージを残したことです。こうすることで、最後まで、我々の伝えたいことが観客の頭に残ると思ったからです。
アウトラインと、メッセージの工夫は効果的だったと思いますが、一つ目の注意を得るというところが上手く機能しなかったように思います。観客の大半が中学生で、人の話に注意を払う程の集中力を備えていないために、最後まで静かに集中して人の話をきいていなかったからです。準備段階で、まさか観客に中学生がいるとは思いもしなかったので、注意を向けてもらう方法をもっと工夫すべきだったと思いました。さらに、もう少し沢山のデータを提示した方がよかったかなとも思いました。
4.
台湾の文化
台湾での生活に関する慣習について私が学んだ事は、三つあります。一つ目は、出された食事は全部食べ切らないで、少し残すのが礼儀だということです。これは、全部食べると、まだお腹が空いていて、もっと食べたいという意思表示になってしまうためだそうです。ですから、日本人は出された食事は全部食べきるのが礼儀ですが、台湾ではそれを少し残すのが礼儀だということです。二つ目は、シャワーについてです。私のホームステイ先のお風呂室は、ユニットバスタイプのもので、よくホテルやアパートである形式のものでした。しかし唯一違うことは、トイレと湯船の間にカーテンがないことです。これでは床が水浸しになってしまうのではないかと思って、気を使いながシャワーを浴びていたのですが、実は、シャワーを浴びる時は、湯船の中に立って浴びるのではなく、湯船から出て、トイレのスペースで浴びるのでした。つまり、床を全面的に水浸しにしてしまうような浴び方をするのだそうです。その結果、誰かの後にシャワーを浴びようとすると、床がビチョビチョになっているのであった。三つ目は、お店の営業時間が非常に長いということです。夜市に行ったとき、その前に服屋が立ち並んでいましたが、どの店も深夜1時になってもまだ営業をしていたのです。
5.
義守大学の様子
一言で大学の様子を表すならば、それは、遊園地です。大学のキャンパス内に観覧車をはじめ、ジェットコースターや、巨大なショッピングモール・フードコート、競技場、ホテルが立ち並んでいたからです。義守大学には、ホスピタリティ学部というのが存在するらしく、そこで勉強している学生が、この遊園地のスタッフとして働いているために、実践的にホスピタリティを勉強することができるのだそうだ。そして、大学内に、沢山の豪華な一軒家が立ち並んでいるが、そこには大学の教員や、留学生が暮らしているらしい。義守大学の留学生に対するおもてなしは規模が大きいようだ。
6.
最後に
4泊5日間、快適に台湾を満喫できたのは、ホームステイ先、義守大学の学生、そしてASEP実行委員のみなさんのおかげです。本当にたくさん、お世話になりました。言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にみなさん、ありがとうございました!!
Report about ASEP
Kansai
University Faculty of foreign language studies: Yuki OKAMOTO
1.
Prior
meeting
There are two things that I could learn from
what I had made efforts on the stage of prior meeting in Japan. The first thing
is how to connect both sides of group’s ideas into one main idea. We have
discussed by Skype three times before meeting in Taiwan. At first Japanese
group showed our ideas and then Taiwanese group showed theirs. Yet, our ideas
were neither same nor similar. Their ideas are followings: the main argue is to
decide which idea of completion and cooperation is better. In order to make
this decision, they will try to figure out both positive and negative aspects.
In fact, this idea that they could come up with was the one we also could.
However, we thought the other groups would make same organization of
presentation, so we would like to create other types of presentation instead of
the typical style of presentation. We told Taiwanese group about our ideas, and
then they actually also thought same things as us. And finally they could agree
with us and consequently our ideas were applied as the main organization.
However, Japanese group have tried to think of alternative, which includes
Taiwanese group ideas otherwise, our completed presentation could be the one
that only Japanese considered. So we could come up with including “case-study”
into our presentation, and this case-study was the idea of Taiwanese groups.
The second thing I could obtain from this
prior meeting is related to a choice of word. Firstly, we used the word “share”
as the meaning of sharing what we have got from cooperation and competition.
But Taiwanese group did not seem to understand what we meant since they thought
“share” might be same as “cooperation”. Although we could make them understand
what we meant by “share”, they did not still appear to be satisfied with the
idea of “share”. So we changed the
word of “share” to “spread”, then they finally seemed to be persuaded of our
idea. From this, I could learn that we used “share” as Japanese-English, so
only Japanese can understand it but other people do not.
Based on those above statements, in order to
harmonize our ideas with others, it would be better to explain why we cannot
agree with other people’s idea, but it is not good to deny all of others’
ideas. It is important to try to harmonize effectively since there are for sure
both good and not good points. Moreover, it is necessary to use proper English
when we talk with other countries people.
2.
Preparation
of presentation
What I have tried to do during preparation of
presentation is to make up a schedule for the day of ASEP. By making it obvious
how much time left to prepare by 28th from 26th, we could
effectively work. Furthermore, by doing so, we could know how much time left,
which was quite short. This motivated us to work out hard.
On the other hand, what I thought I should
have done is to do some ice-breaking activities. We felt very nervous when we
met first time at I-Shou university. Even though we
have discussed on Skype, we were still pretty much nervous. Nevertheless, we
hardly had any ice-breaking activities, rather we stared having discussion as
soon as we introduced ourselves. Although we could be more comfortable during
lunch time, we should have had more ice-breaking so that the conversation
before lunch would be going well.
3.
Presentation
There are actually three things I worked out
during presentation. First of all, we showed impressive numbers at the very
beginning part of presentation. By doing this, we could succeed to gain
attention from audience. The second issue is to show the outline in the
introduction part. This could help audience to easily understand what our
presentation would go. And the last things is to leave a message for audience
to remind them of what is the most important in our presentation.
While to show outline and to leave a message
seemed effective, the first issue – to show impressive number – did not appear
to work so well. This might be because of the fact that there were so many
young students that they could not keep focusing on listening to our
presentation. Since we did not expect that audience were such young students,
if only we could know about audience, and we should create better way to gain
attention more effectively.
4.
Taiwan
culture
There are three customs related to life in
Taiwan, which I learnt from my experiences. The first thing is that it is
polite not to eat everything served by someone as dinner or lunch. This means
if we eat everything served, it means we are still hungry and want to eat more.
So, while it is manner to eat everything served in Japanese culture, it is opposite
in Taiwan culture. The second thing is about how to take shower. In my
homestay, the bathroom type was, what is called, unite-bath, which is what we
can see in hotel or apartment. Yet,
only one different thing from these types is the fact that there is no curtain
between a bathtub and a toilet. I thought it would be like flooded with water,
so I took shower much carefully so that no water is on the floor. But, actually
I was supposed to take shower not in a bathtub but outside of it. This means it
is supposed to be flooded with water on the floor. Therefore, after someone
took shower, it is natural the floor is flooded by water. The third thing is
open hour of shops is quite long. When we went to the night market, some
clothes shops were still open even in 1 am, which was very astonishing.
5.
The
university of I-Shou
6.
Last
comments
I have to appreciate all people whom I met in
Taiwan for letting me comfortably stay for four nights and five days. My
homestay mates, students in I-Shou University, people
who organized ASEP, thank you a lot.
ASEPを通じて
関西大学外国語学部
岸本 知子
今回が私にとって初めての台湾でした。初めての台湾なだけでなく、ASEPのような国際的な場でのプレゼンテーション大会も初めてでした。初めてのことだらけで、最初から最後まですごく新鮮で、勉強になりました。その中での出来事を、いくつかの項目に分けてまとめていきたいと思います。
事前交渉
台湾についてから、プレゼンテーション大会までは、一からプレゼンテーションを完成させる時間の余裕がなかったので、事前に日本と台湾をスカイプでつないで、プレゼンテーションで話す内容等を話し合う必要がありました。異なる文化背景をもつもの同士なので、話し合いの過程ではいくつか問題が起こすこともありました。たとえば、時間の感覚です。日本側は話し合いの時間をきっちり守ろうと、話し合いの何分か前から集まり、その日に話し合うことや、その日の課題を事前に確認していました。そして、約束の時間ぴったりに、スカイプで会議を行えるような体制をとっていました。しかし、いざ話し合いの時間になっても、台湾側はしばらくオンラインにならず、約束の時間を過ぎてもこちら側が待たされることが、しばしばありました。それと同じように、台湾側にも、事前交渉の時点で、文化背景の違いから、日本側に対する不満も出ていただろうと思います。そのような中で、何度が起きた意見のぶつかりあいでも、お互いの意見をきちんと話しあうことができ、最終的にはひとつの意見にまとまりました。今回の事前交渉では、若干日本側が意見を推し気味で、台湾側が譲歩してくれる場面も多々あったようには思いますが、お互い一生懸命話し合いをし、台湾渡航前には、ある程度話を固められたので、その点では非常によかったと思います。
プレゼン準備
台湾に到着した後も、まだ内容についての話し合いは必要でした。本番までの二日間のうち、私たちは一日目を、プレゼンテーションの内容に関する話し合いと、パワーポイント作成の時間に、そして二日目を、リハーサルの時間に充てました。事前交渉の時点で、ある程度話の軸はまとまっていると思っていましたが、実際に話をすすめてみると、まだまだ改善の余地があったりと、話し合うべき課題はたくさんありました。しかし、そのような課題も午前中の話し合いでまとめることができました。その後は、パート毎に分かれて、パワーポイントとスクリプトを作成する作業を始めました。この部分でも、パートによっては新たな課題が出てきたりして、またみんなでもう一度話し合う機会を設けたりもしましたが、なんとかその日の夕方には完成させることができ、全体的に見て話し合いや、パワーポイントの作成は十分スムーズに進んだと思います。
発表で自分が学んだことと工夫すべきこと
いざ、本番になると、やはりみんな緊張していたと思います。私も、もちろんそのうちの一人で、自分の番が来る直前は非常に緊張していました。結果的に発表自体を、全体的に振り替えると、すごく良かったと思います。緊張はしていたものの、大きなミスもなく、みんなきちんと各自のパートをやり遂げることができたと思います。最終的に、プラチナアワードも獲得することができたのも、やはり、プレゼンテーションがうまくいった、ということだと思います。ただ、そのプレゼンテーションの中での唯一のトラブルは、私のパートの発表中にパソコンの機会が故障し、振り出しに戻ってしまい、復旧までの間、何分か待たされたことです。そのような事態にも、混乱せずに後のパートのみんなも冷静にプレゼンテーションできていたと思います。
そのプレゼンテーションの中で、学んだことと工夫すべきことはすごくよく似ているのですが、今後工夫すべき点は、もっと観客の立場になってプレゼンテーションを作るということです。これが私にとって、学んだことにも当てはまります。ASEP後に、実際自分たちのプレゼンテーションをビデオで撮影したものを、見ました。そこで気付いたのですが、私のプレゼンテーション中の話し方に、いくつか問題がありました。まず一つ目は、落ち着きがなかったことです。手や足が、ずっと落ち着きなく動いていたりして、観客側からすると、その動きが気になり、スライドに目がいかないのではないか、と思いました。二つ目は、アイコンタクトです。発表中、観客とほとんど目を合わせることなく、スライドを見たり、どこか上の方を見ながら話していて、これでは観客に対するインパクトや、説得力がかけってしまうのではないか、と思いました。最後三つ目は、エンターテイメント要素の欠落です。全体的にみて、ずっとまじめにテーマに沿って話を続けているだけで、何か観客を魅了する部分に欠けていたように感じました。高校生たちのプレゼンテーションを見ていると、歌を歌ったり、ちょっとした劇をやっていたり、と観客をひきつける工夫がしてありました。次回は、上記の点を踏まえて、もっと良いプレゼンテーションを作れたらな、と思いました。
ホームステイでの台湾の文化や人々から学んだこと
台湾のホームステイ先ではすべてが新鮮でした。先にも述べたように、台湾に行くこと自体が初めてで、その初めての土地でホームステイを経験できて、本当にラッキーでした。ただたんに観光地を見るだけではわからない地元の良さ、というものを知りました。それと同時に台湾の人たちは、基本的にみんな親日で、すごくよくしてもらいました。たとえば、夜遅くまで夜市に連れて行ってくれたり、毎朝学校まで車で送ってくれたり、と本当に至れり尽くせりでした。今回では、そのような台湾の人たちの優しさにたくさん触れた滞在でした。ただ、親日ということだけが理由なのではなく、どんな人にとても優しい気質というものが、台湾の国民性なのかな、という風にも感じました。次に、WYMで台湾のみんなを迎える時には、同じように最高のもてなしで迎えたいと思いました。
訪問先大学の様子
私の訪問した大学は、高雄にある義守大学というところでした。初めて大学を見て、一番初めに思ったことは、すごく大きな大学だなあ、ということでした。関西大学と比較してみると、まず敷地面積や、大学の規模が格段に違います。大学内に遊園地、ショッピングモール、高校、大学、生徒の寮まですべて完備されていることにすごく驚きました。中でも、一番驚いた施設はJapanese Culture Training Roomという場所です。その部屋には、日本の伝統的な住まいや、茶室があり、現地の学生が、授業の一環として、その部屋で実際にシュミレーションしながら、日本の文化を経験できるところでした。茶室ひとつ見てみても、本物のように再現されており、ここで日本にいるかのように、勉強できる環境を素直にうらやましくも感じました。日本文化の部屋だけでなく、ほかにも、中国文化の部屋や、空港のセキュリティーチェックや、ホテルの受付のシミュレーション教室もあり、そういった意味ですごく実践的な教育をしている大学だと思いました。
また、施設だけでなく、現地学生にもすごく感心しました。大学に滞在中は、ずっとコンピューター室で作業をしていたのですが、一般の学生も利用できるところだったので、現地の学生の勉強風景もみることができました。そこで、思ったことは、現地の学生はすごく熱心に勉強をしているということです。ディスカッションをしているグループもあれば、個人でパソコンに向かって黙々と作業を続けている学生もたくさんいて、感動しました。日本の学生は、テスト前には同じ様に熱心に、学内のパソコンを利用して勉強している姿を見ることはありますが、テスト期間意外に、そのように熱心に学内のパソコンを利用して勉強している学生は、少ないと思います。しかし、これは世界の日本意外の学生全部に当てはまると思います。なぜなら、イギリス留学中にも似たような場面に遭遇し、同じことを思ったからです。私も含め、日本の学生もこれに倣うべきだと思います。
感謝の気持ち
この滞在を総括すると、すべての人に感謝したいです。まず、ASEPに参加する機会を与えてくださった吉田先生や、一緒に頑張ってプラチナアワードを獲得できたプレゼンテーションのメンバー、そして滞在中お世話になったホストファミリーの方々、現地大学のダニエル先生、などかかわった人すべてに感謝しています。ASEPに参加できて本当によかったです。ありがとうございました。
ASEP
Kansai University
Faculty of Foreign Language Studies
Tomoko Kishimoto
This
was the first time for me to go to Taiwan. Not only was this time first
visiting to Taiwan, but also it was the first time for me to participate in
such a international presentation competition like
ASEP. From the beginning to the last, all of the events were new to me, so I
have learnt a lot from them. Then, I shall divide those events into six parts,
and describe each of them specifically below.
Pre-negotiation
At first, we needed to discuss what we
present on the day previously on skype because there
was not enough time for us to make our presentation from the beginning after
arriving Taiwan. We have different cultural backgrounds, and it sometimes
caused problems while we were discussing. For example, the difference of the
concept we have towards the time. We, Japanese team, were gathering before the
meeting, and confirmed what we were going to discuss and the subject to talk on
the day so that we could start the meeting on time. In addition to this, we
arranged the time and place to gather for the meeting in advance. However, even
though the time we promised to skype had passed, it
sometimes happened that the Taiwanese team skype
account had not come to online, and we had to wait for a minute. As the same
thing with this, I think that Taiwanese team surely had dissatisfaction to
Japanese team. During the meeting, there were some conflicts each other, but we
faced them sincerely and could discuss them deeply. Then, finally one
conclusion had shaped. I feel that Japanese team was a little bit superior to
Taiwanese team this time, and saw some moments that Taiwanese team made a
concession. However, because we could make a temporary conclusion at the time,
at that point, it could be said that the pre-negotiation went well.
Preparation for
the presentation
After
arriving Taiwan, there was still a need to be discussed. Within two days till
the presentation, we spend the first day for preparing the contents of the
presentation and drawing the power point, and the second day for rehearsing. I
thought that the contents were well made at the time of our pre-negotiation,
but actually some stuff to be discussed were eventually coming out on the
process such as a conflict about the theme of the presentation. However, those
conflicts were all solved in the morning. After that, we divided us into three
groups, and made power point and scripts group by group. At this point, we also
found new conflicts, and had to gather around again to solve the problems, but
we managed to finish making the whole presentation by the evening. Overall, it
went on quite smoothly.
What I learnt and
the points to be improved through the presentation
On
the day of our presentation, I think we all were getting nervous. Of course, I
was the one of them, and I was really nervous until right before our
presentation. As a result, looking back our presentation, it was quite good.
Although we were nervous, we still well done without any big problems during
presentation. After all, we got the platinum award, and it also shows that our
presentation was good. The only trouble while presentation we got was that the
computer we were using suddenly turned off and we had to stop and wait for the
computer recovered. That happened while I am talking! However, we did not get
confused by such a trouble, and hopefully kept going on decently.
In
the presentation, what I learnt and what I could devise are so similar. What I
could devise is to make a presentation standing at the point of audiences’
view. The same thing applies to what I learnt from our presentation. After
participation ASEP, I watched our presentation, which is already recorded.
Then, I realize that I had some problems about talking in front of the
audiences. The first one is that I was restless. My hands or legs kept moving;
therefore the restless movement might catch audiences’ eyes and could not
concentrate on our presentation itself. The second one is eye contact. While
presenting, I was not make much eye contact with audiences, instead of this, I
was looking slides or far above the audiences. This might cause lack of persuasion
or impacts to the audiences. The last one is a lack of entertainment elements.
When I saw the presentation of high school students, they were singing or
acting on a stage. I found that those things attract the audiences. Thus, on
the next presentation, I will take all the things above into consideration, and
make our presentation better.
Things that I
learnt from the culture and the people
At
home I stayed in Taiwan, everything was so flesh to me. As I mentioned above, going
to Taiwan itself was the first time for me, so I was lucky to have such an
experience on the land I had never been before. I could know local goodness,
which can never be seen when you go there only for sightseeing. At the same
time, Taiwanese people were so kind to me. For instance, my host mother drove
me to the university every morning, or my host sister took me to famous night
market till midnight. The staying was like touching those kindness a lot. I
also felt that this is not only because of the feelings they like Japanese, but
also because of the national character of them. When I welcome them next in
Japan, I would like to treat them as nice as they did to us.
University
Where
I visited was the university called I-shou University
in the south of Taiwan. When I saw the university, the first thing came up on
my mind was how large the university is. Comparing to Kansai University, the
site area and the scale was so much different. I was astonished by them having
their own shopping mall, a theme park, high school, and an accommodation.
Amongst all of them, the most surprising place for me was the room called
‘Japanese Culture Training Room’. In the room, there were Japanese traditional
residence and a tea ceremony room, and students can learn Japanese culture
practically as a class. To be honest, I was jealous of them being able to
actually simulate what Japanese culture is like there. Besides the ‘Japanese
Culture Training Room’, they also had that of Chinese version, airport, and
hotel reception. In this way, I thought that this university has more practical
education system than Japanese university.
The gratitude
To
sum up this visiting, I would like to appreciate myself of all the people whom
I met there; Mr. Daniel, the rest of the member of my team, and my host family.
I am so glad to have that precious experience. Thank you very much.
初ASEP、初台湾。
関西大学 外国語学部 周 唯
ゼミの時、先生や先輩方がASEPについて説明をされていたときに、「絶対に今年参加したい!」と強く思いました。なぜなら、就職活動までに得意の中国語を練習したいと以前から思っていたのと、ASEP参加することこそ、まさに私のみにつけたい交渉力と協調性を磨ける機会になると思ったからです。
プレゼンテーション
今回のASEPの論題が出されたのは、参加の3週間前のことでした。『Cooperation and Competition』という漠然としたお題を耳にして、一同は呆然。まず、我々はプレゼンテーションの構成を考えることにしました。台湾出発前は主に週1回のSkypeミーティングで台湾チームと意見交換をしました。その他諸々の連絡はFacebookという感じでした。Skypeミーティングの際、我々が心がけていたことは、できるだけその一週間で話し合った結論を相手チームに伝えるという形でミーティングを進めることでした。そうすることで、自分たちの中での意見合わせの時間が省け、台湾チームとの意見交換や次回までの課題決めを無駄なくできると考えたからです。しかし、予定通りにことが進むことは決してなく、ミーティング中の沈黙や話し合いの一旦停止などもありました。けれどもなんとか、大まかな構成や結論を出発前までに決めることができました。メンバー全員の予定をあわせるのは容易ではなく、日本チームも台湾チームもいつも誰か抜けている状態でした。なので、台湾で「初めまして。」というメンバーも何人かいました。
台湾到着後のプレゼン準備に至っても、あまりスムーズではありませんでした。同じ箇所について何度も話し合いを重ね、時には台湾チームと日本チーム、バラバラで話し合ってしまうような時もありました。夕方に近づくとともになぜか下手になっていく自分の英語。(多分、疲れからだと思いますが。)自分の意見を鮮明に英語で表現できないもどかしさがありました。けれども、台湾のメンバーはとても優しく、いつも感じよく接してくれました。息抜きの休憩中も、女の子が多かったせいか、ガールズトークが飛び交い、「どこの国も女子大生って一緒だな〜。」と思いました。
プレゼンテーションは主に、日本チームが構成•内容を提示し、台湾チームがsupporting sentenceを提示してくれるといった感じでした。また、台湾チームにはパワーポイント作成が得意なメンバーがたくさんいて、内容がまとまってから練習に入るまではとてもスムーズでした。プレゼンの練習段階になってやっとみんなの肩の荷がおり、冗談まで言えるような仲になりました。
発表当日、メンバーはすっかり仲良くなってしまって、ボーイズハントまで一緒に始めてしまったり!?といったこともあり、笑いが耐えませんでした。プレゼンテーションの発表は、チーム一丸となって頑張ってきた成果が出て、見事にプラチナ賞をいただくことができ、みんなで飛び跳ねて喜びました。つらい経験あっての、うれしさだなと思いました。
今回は時間に追われてバタバタとして、なんとか仕上がったという感じであったので、来年度はもっと事前準備をきちんと行いたいと思います。そして、さらにパワーポイント作成にももっと手を入れて、聞き手をあっと驚かすような発表をしたいと思いました。また、次回はミーティングにおいて英語でしっかりと意思表示ができるよう、単語力を増やしたいと思いました。
ホームステイとフリータイム
過去に2回ほどオーストラリアでのホームステイ経験があった私は、他人の家でお世話になることに何の抵抗もありませんでした。しかし、台湾の家庭に入っていくというのは初めてであったので、ワクワク、ドキドキというような感じでした。
ホストファミリーの家族構成は父と娘の二人家族。(台中に一人暮らしをする息子がいましたが…。)新幹線の左営駅にホストシスターが一人で車を運転し迎えに来てくれた時はびっくりしました。私より2歳も年下なのに、車を乗り回している姿は頼もしく、しっかりしているな〜と感心しました。彼女は日本語と英語はあまり分からないらしく、家では主に中国語で会話をしていました。けれども、一緒にステイをしていた関大生は全く中国語ができず、いつも通訳が必要であったので、私は常に話し続けていました。
台湾の家庭での発見といえば、日本のもので溢れているといっても過言ではないような日本製品の数です。しかも、ラベルや表記が日本語のまま、または中国語と日本語のミックスといったような感じで売られているみたいで、不思議でした。その中国語と日本語の“ミックス言語現象”は、日本製の家庭用品だけではなく、街中の看板やテレビのコマーシャルでもしばしば見受けられました。日本語を使うと国民をひきつけ、商売繁盛するというような考えがあるのでしょうか…。
台湾の人はみな優しく、おもてなしを好み、親日であると感じました。フリータイムでは義守大学の学生が特産品などを色々ごちそうしてくれたり、ホストファミリーも夜遅くにも関わらず、少しでも楽しんでもらえるようにと観光地に連れて行ってくれたりしました。最後の夜は、ホストの学生たちが夜市へ連れて行ってくれて、地元の人たちと一緒になって台湾の夜を満喫しました。そこで改めて、台湾っていいな〜と思いました。狭いごちゃごちゃ道で、楽しく交渉しながら買い物をしている光景は、日本ではもう珍しくなってしまっているので、私はとても新鮮に感じました。
学校
我々が今回、お邪魔させていただいた義守大学というのは、驚くほど大きな敷地面積を持つ大学でした。大学内に校舎はもちろん、豪華なスケートリンク付きショッピングモールやホテルまであるような大学でした。夜になるとクリスマスのライトアップがキラキラ輝き、大学内はいっそうヨーロッパの町並みのようになっていました。
義守大学には日本文化研究学科や、中国歴史研究学科などがあり、その研究をしている学舎へ行くと四季を一度に見ることができる室内に作られた日本庭園や、中国の故宮のイミテーションがありました。他にも、ホテルの客室や飛行機内のようにデザインされた教室までありました。また、今回見ることはできませんでしたが大学内にはカジノもあるそうです。大学内の施設では主に学生がアルバイトとして働いているようで、大学に通いながら経済やビジネスを実践的に学べるようになっていました。
一度だけ、ダニエル先生のライティングの授業にお邪魔させていただく機会があり、学生の皆さんの前で自己紹介をしました。義守大学の学生は大人の方も少なくありません。また、交換留学制度が豊富であるようで、中国国内やヨーロッパからの交換留学生がたくさんいました。ヨーロッパの学生が中国語を流暢に話す姿に大変違和感をおぼえました。同じアジア圏であっても、学生たちの服装や雰囲気は日本と違って、どこか欧米に近いような印象で、日本の学生よりも学生らしいなと思いました。
出会った全ての人々へ感謝
短い時間ではあったものの、台湾の人々の暖かさを、身をもって感じることができました。この旅で出会った、ASEPのメンバーを始め、ダニエル先生、ホストファミリーや義守大学の学生達への感謝の気持ちでいっぱいです。初めてであるにもかかわらず、皆さんはとても親切にしてくれました。目が合うと、にっこりと微笑みかけてくれる心優しい台湾の人々。今回の訪問で一度も疎外感を感じることはありませんでした。むしろ、日本よりも人と人との距離が近く感じられ、居心地が良かったかもしれません。ぜひ、来年度もASEPに参加させて頂きたいと思います。そして、また今回出会った人々ともう一度再会したいです。今回の旅が大変充実したものであったのは、ASEPのメンバー、先生方、ホストファミリー、義守大学の学生達、皆様のおかげであると思います。ありがとうございました。
ASEP and Taiwan for the First Time
When my professor told
us about ASEP at the class, I strongly felt that I want to join it. It is because
I had wanted to practice my Chinese before my job hunting begins, and I thought
that it would be a great opportunity for me to improve bargaining power and
cooperativeness, which I had always wanted to develop.
Presentation
3 weeks before we flight
to Taiwan, ASEP group showed us the topic for the presentation – “Cooperation
and Competition.” With being announced that vague title, we posed for a while.
First, we decided to make up the structure of the presentation. During the
first 3 weeks, we held once-a-week Skype meetings with Taiwanese team members.
Also, we used Facebook as our main device for exchanging the information and
sometimes getting to know each other. What we were keeping in our mind was only
telling them our final decision of what we had been discussed in that week, and
looking for the matching part between the Japanese’s opinion and Taiwanese’s.
By doing so, we thought that we would be able to save time and carry on the
meeting smoothly without wasting time. However, things were not always what we
had expected. Sometimes, there were silence and difficulties of keeping on at
the meeting. Additionally, it was difficult for us to find the time when every
member is ok. So, I met some of the members for first time in Taiwan.
Preparation in Taiwan
was not always doing well as well. We got stuck at the same point several
times, and sometimes each group started to discuss separately in each own
language. The later it got, I felt the worse my English got. It was maybe
because of tiredness. It was very frustrating that I couldn’t explain clearly
about what I really thought. Even though some everyone was tired from
discussion and using our brain, Taiwanese members were always very nice to us.
Because most of the team members were girls, we were heated up with girls’
chatting; sometimes about cosmetics, and sometimes about guys. It was funny to
realize that all the girls in the world have similar interests.
Preparation process
was like this: Japanese members offer the ideas of the structure, and Taiwanese
members came up with the ideas of supporting elements. Fortunately, there were
many Taiwanese girls who are good at making power point slides. So, the time
after we finished with discussion and to the end past very smoothly. At the time
we were practicing presentation, we finally could get rid of our nerves, and we
stared to feel we were very close.
At the day of
presentation, we had already become good friends enough to start boys hunting
together. Because of our great efforts, we could get the best award – Platinum
Award, at the competition. We were more than happy and praised ourselves. I
thought that after the difficult experience, there should be something very
happy is true.
To think of all the
steps we took for ASEP, I always wish we had more time for preparation. Because
of the limited time, we could only do the minimum of what we had to do. In
other words, we did not have enough time to think about how to attract
audience. So, the next year when I join ASEP again, I would like to start the
preparation as early as possible, and make an amazing presentation. Also, I
would like to build more vocabulary skills so that I can express my feeling
clearer at advanced discussion.
Home stay and free
time
Since I had experienced
homestay twice in Australia, I didn’t have any hesitation to stay in strangers’
house. However, it was my first
time to visit a Taiwanese family, so I was anxious and also excited about it.
There were two people
in my host family: a father and a daughter. (They also had a son living alone
in Taizhong.) I was surprised when my host sister picked us up at Bullet Train
station. Because she drove a car very well even though she is two years younger
than me. She seemed to be very dependable.
All my host families could speak neither
Japanese nor English. So, we were mainly speaking in Chinese in the house. But
the other student from Japan could not understand Chinese at all, so I had to
translate everything they said to him. I thought it was a great practice for
me.
What I found
interesting during the stay in Taiwan is that the amount of Japanese products,
including electronics and daily necessities, they have in the house. Moreover,
the labels of those products were not always translated and written in
Taiwanese, but in Japanese. The mixture phenomenon of Japanese and Taiwanese
could be also seen at the streets and at the TV advertisement. I was wondering
if some people in Taiwan think that using Japanese character gives consumer a
good image and makes the business better.
People in Taiwan were
very kind and friendly. All of them welcomed us with a great hospitality. For
example, at the free time, our buddies treated us a lot of special products of
Taiwan such as Bubble Tea. Also, host families took us to eat very delicious
local Taiwanese food to make our most of the time in Taiwan. The last night of
our short stay, our buddies took us to the famous night market, and made us
experience the local nightlife. I
felt like Taiwan was just like the great time of old Japan, when people enjoyed
negotiating at stores. I fully enjoyed small shopping and local life very much
there.
School
This time we visited a
university called Yi Shou University. The size of the
university was overly beyond my expectation. Other than many tall buildings for
the place to study, they also have luxury shopping mall with a skate rink and
gorgeous hotels. As it gets dark, the school gets more like some little
European cities with Christmas illuminations.
They seemed to have a
department of Japanese culture and a department of Chinese history. So, in the
classroom building, there was a room imitated Japanese seasonal garden and old
Chinese emperor house. Besides, they had a room designed like hotel guest room
and a room with airplane seats. Also, I heard that there is a casino in the
school as well. The students seemed to have many opportunities to work inside
the university, and I thought that is very good for them to learn economic
business practically.
Thank you for
everyone I met
Although I was in
Taiwan only for 4 days, I could fully felt their kindness. I appreciate all the
people I met in this short trip, including ASEP member, professor Daniel, host
families and buddies. They all have a beautiful warm heart. They were very nice
to all of us from the first time we met. I have never felt like I am from
outside. I might like Taiwan more than Japan because I felt people they were
closer to each other. I will be very happy to join the program again next year,
and see all of them again. Thanks to all the people I met, I could make the
most of the time in Taiwan. Thank you very much.
ASEP報告書
関西大学 中井麻衣
ASEPを通じて
他国の学生と英語でプレゼンテーションを行うことに興味を持ったので、今回ASEPに参加しました。”Cooperation and competition”というトピックを聞いた時私たちの中で様々な考えが出ましたが、どのチームも同じような考えを発表するだろうな、と考えました。そこで私たちのチームでは、cooperationとcompetitionに”spread”という新たな考えを加え差別化を図りました。しかし、それをうまく伝える発表を作り上げるのは難しく、結論を導き出すまでに多くの時間を費やしました。うまく意見がまとまらずモチベーションが下がった時もありましたが、納得のいく発表が出来上がり最後の練習が終わった時は全員笑顔でした。当日は途中トラブルがあったのですが、本番が終わった後は全員が達成感に満ち溢れていたと思います。プラチナ賞を獲得できた時にこのメンバーで頑張ってきて本当に良かったと思いました。ASEPでの経験を通して、グループで一つのものを作り上げることができた時の喜びを感じることができたと思っています。
また、母語以外の言語で意見交換をすることの難しさを再確認しました。発表の準備段階においても、私の意見が義守大学の人に伝わっているのかわからない時があり、同じように私も時々相手が言いたいことを理解できなかった。このような場合は言い方を変え、文字やジェスチャーを使ってなんとか伝えていました。ただ、根本的な部分での理解が違っている場合もあるかもしれないと考え、第二言語同士でのコミュニケーションは奥深いものだと感じました。ASEPを通してわかりやすく自分の意見を伝える訓練ができたと思っています。
ASEPで学んだことは今後の学生生活や社会人になってからも役立つと思うので、今回の経験を忘れずに日々の生活でも学んだことを意識したいです。
事前交渉
主にSkypeを通して話し合いを行い、参加できなかったメンバーのために話し合いで決まったことや予定などをfacebook上で共有しました。Skypeミーティングでは関西大学と義守大学がそれぞれ事前に話し合ってまとめた考えを順番に伝え、疑問に思った点について質問し、一緒に修正しました。ミーティングは合計3回行いましたが、私たちのペースになっている場面が多々あったように感じ、義守大学の意見をしっかりと受け入れることができていなかったかもしれません。他の問題点としては、しばしば相手を待たせる時があり、逆にこちらも相手の考えが固まるのを待つ時もありました。まとまりがなかったので、進行役を決めるとよかったかもしれません。例えば、その進行役の人が時間を区切って、互いに考えをまとめる時間をもう少し作るべきでした。ただ、この事前交渉のおかげで台湾についてからの準備がスムーズに進んだと思うので、事前交渉をしていてほんとに良かったと思います。
プレゼンテーション準備
台湾に着いてからはプレゼンテーションの各パートの細かい内容を詰めていくことから始まりました。事前交渉では全員が揃った日がなかったので、初日は自己紹介や事前交渉で決まった内容の確認をしました。全員で発表の構成や結論を決めた後に、イントロダクションと結論、本論前半、本論後半の3つのグループに分かれ、各グループ3〜4人で担当部分のスクリプトとパワーポイント作成に取り掛かりました。私のチームには合計11人の学生がいたので、各パートに時間をかけることができました。各グループでの作業が終わった後は、全体でパワーポイントを用いて練習しました。人数が多く長い時間の練習だったので、緊張感があまりなく少し無駄な時間があったように感じました。休憩時間とのメリハリがなかったので、時間を区切るべきでした。
発表で学んだこと・工夫すべきこと
何を伝えたいのかという点を常に意識することが発表をする時最も大切なことだと学びました。伝えたいことがはっきりしているグループの発表は一貫性があります。だから、チーム内で目標をもっと明確にして共有すると、より良い発表になったと思います。
また、発表の仕方をもう少し工夫すべきでした。アイディアはインターネットで検索したものではなく自分たちが考えたオリジナルのものでしたが、それを伝える方法が模範的な形に限定されていたかもしれません。人数の多さを利用して聞き手を惹きつける伝え方を考えるべきでした。
ホームステイで台湾の文化や人々から学んだこと
ホームステイ先の家族との時間を通して、台湾人はおもてなしの精神が強いと感じました。ASEPの準備の関係で予定が頻繁に変更になり、ホストシスターに迷惑をかけても彼女は「大丈夫だよ。」と笑顔で答えてくれました。また、私が小龍包を食べたい、と話すと家族全員でレストランに連れていってくださり、たくさん美味しい小龍包をご馳走になりました。それだけでなく、ホストシスターが夜遅くまで夜市を案内してくれ、帰る時に深夜にも関わらずホストマザーが車で迎えに来てくださった。4日間だけでしたが、ホストファミリーと過ごしたおかげで台湾の人々の温かさに触れることができました。
また、家族やその周りの人々との関係を大切にする文化を感じました。ホストマザーの妹夫婦がケーキを持って遊びに来て私に親しく接してくださりました。私は全然中国語が話せないのであまりコミュニケーションを取ることができなかったのですが、「来年までに中国語を勉強してきてね。」など優しい言葉をかけていただきました。ホストファミリーだけに限らずその家族からも歓迎していただいて、とても嬉しく思いました。
訪問先の大学
私が訪問した義守大学には、大きなショッピングモールやテーマパークがあり、関西大学とは異なる点が多く驚きました。大学には寮がありルームシェアで暮らしているそうです。他の学部については聞いていませんが、私のホストシスターは日本語学部に所属しています。私がいつも発表の準備をしていた建物の中には日本文化研究室や中国文化研究室といった部屋がありました。日本文化研究室には畳の部屋などがあり日本の建築が再現されていました。さらに、より実践的な学習を進めるためにロールプレイができる部屋もいくつか見させていただきました。
また、英語のライティングクラスに少しだけ参加させていただきました。私たちは自己紹介し、その後クラスの生徒何名かと写真を撮りました。授業風景を見ることができなかったのは少し残念でしたが、喜んでいただけて良かったです。
感謝の気持ち
まず、台湾で安全に暮らすことができるようにサポートしてくださったホストファミリーに感謝したいです。台湾で何不自由なく生活することができたのはホストファミリーのおかげで、また来年も絶対に会いたいです。次に、一緒にプレゼンテーションを作ったメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいです。全員で協力したからこそASEPでプラチナ賞をいただくことができ、この台湾での生活をかけがえのない思い出にしてくれました。また、プレゼンテーションを作る過程でお世話になった先生方、ASEPの会場スタッフの方々、他のチームの方々のおかげで私たちは満足のいく発表を行うことができました。
この感謝の気持ちを忘れずに、来年は成長した自分を今回台湾で出会った人々に見せることができるようになろうと決意しました。ASEPで関わった全ての方々、素晴らしい経験をありがとうございました。
ASEP report
Kansai University Mai NAKAI
ASEP
I took part in ASEP as I was interested in presenting
in English with students from other countries. We discuss various ideas of
“cooperation and competition”, and we thought that most teams had similar
ideas. Therefore, we tried to make differences from these ideas by adding
“spread” to “cooperation and competition”. However, it was quite difficult to
make a presentation which can tell our idea clearly, and it took so much time
to find a good conclusion. Although we sometimes lost our motivation due to the
difficulties in summarising our opinions, when we
finished our last rehearsal and were satisfied with our presentation, this made
all of us smile. On the performance day, in spite of an accident during our
presentation, we all had a sense of accomplishment after giving our
presentation. When we won a platinum award, which was the best award of ASEP, I
am proud of my team’s effort. Thus, through the experience of ASEP, I learned
how happy I am when I achieved something with my friends.
I also realised the difficulty
of exchanging the ideas in foreign languages. While we were preparing for our
presentation, I was sometimes not sure whether I-Shou
students could understand me. Likewise, I could not occasionally understand
what they wanted to tell. In such cases, I tried to use a simple expression
with written words or gesture in order to make them understood. However,
considering that comprehension of the meanings could possibly be different in
countries, communication in second languages seems to be complicated. I believe
that ASEP gave me a chance to explain about my opinion in easy words.
What I learned from ASEP will definitely make my
university life more valuable, moreover this experience will also be beneficial
to me when I start to work in the near future. Therefore, I will keep it in my
mind, and try to do the best when I work on this kind of things in my daily
life.
Discussion on
Skype
We had a discussion mainly on Skype, and posted
contents of the meeting on facebook so that those who
could not attend the meeting could understand what we discussed. On the Skype
meeting, both Kansai university students and I-Shou
university students told team’s ideas, and those who found something unclear
asked about it, then we all discussed it together. We had this meeting three
times in total, which were mostly led by us. I was afraid that I-Shou students could not mention their opinions. Other
problems were that we often made them wait because of our discussion in
Japanese, and we were waiting for them for the same reason. I think we should
have had a chairperson so that all of us could have enough time to sum up our
ideas. Overall, discussion on Skype was quite helpful to us in order to start
preparing for presentation in Taiwan.
Preparation for
presentation
After we arrived at I-Shou
University, we started working on each section in details. On the first day, we
introduced ourselves and reviewed a brief structure of our presentation as it
was the first time for us to see our faces. At first, we discussed the outline
of our presentation and conclusion. After that, we were separated into three
groups of three to four people: introduction and conclusion, the half of the
body part, and the rest of the body part. We made a script and slides for Power
Point respectively. Much time was spent on each section because there were 11
students in our team. After all of us finished making them, we practiced with
Power Point. As it was too long and we had many people, we occasionally lost
our motivation to concentrate on practice. We should have managed time to keep
our concentration.
Review of
presentation
I learned that I should focus on what I want to tell
audience. Those who have clear opinions can make a coherent presentation.
Therefore, our presentation could have been better if we made our aim clearer
and shared it.
Also, I suppose that our presentation was not enough
unique to attract the audience. Our idea was not from the internet, and I am
sure that it was original, but the way of conveying it was too simple. As we had
many presenters, it was necessary for us to consider how to make the audience
become interested in our ideas.
Home stay:
Taiwanese culture and people
I found that Taiwanese people have a strong mind of
hospitality throughout time with my host family. They were always kind to me
even though my schedule was often changed due to the preparation for the ASEP.
My host sister said to me, “No worries”, every time we had trouble. Also, as I
told my host family that I wanted to eat “Shou-ron-pou”,
which was one of the popular Taiwanese foods, they took me to the restaurant.
Moreover, my host sister led me to night market, and after we enjoyed walking
around there until midnight, my host mother came for us by car. I experienced
Taiwanese hospitality thanks to my host family.
Also, I felt that Taiwanese people had a good
relationship with their family and neighbours. Host
mother’s sister came to see me and gave me a cake. Although I could not
communicate with her so much because I cannot understand either Taiwanese or
Chinese, she said to me, “Please study Chinese by next year so that we can talk
more”, which made me feel comfortable. I was so happy to receive their warm
welcome.
I-Shou University
I was surprised that I-Shou
University had a large shopping mall and a theme park on campus. There are
accommodations for students, and two students share a room. I-Shou University has Japanese faculty, which my host sister
belongs to. In the building where I discussed with my team mates, there are
Japanese culture room and Chinese culture room. Japanese culture room has
Japanese style room which has a tatami. Also, there are some rooms for role
playing related to our daily lives.
I visited English writing class for just a short time.
We all introduced ourselves in front of the class mates, and took pictures with
some of them. Unfortunately, I could not observe classroom, I was glad that
everyone looked happy, and I had a good time, too.
Thank you very
much
I will never forget my gratitude to them. Also, I
decided to show my progress to those who I met in Taiwan next year. Thank you
so much to everyone for giving me valuable experiences.
ASEP報告書:ASEPを通して感じたこと
関西大学 名賀愛
はじめに
私がASEPに参加した理由は、海外の学生との交流し、共にプレゼンを作るということに深く興味を持ったからです。また、その過程を通して成長したいという思いから参加しました。
事前交渉、プレゼン準備について
今回のASEPのテーマは「協力」と「競争」で、プレゼンの準備はまずは日本人どうしで話し合いをすることから始まりました。何度か話し合いを重ねた後に、スカイプでの台湾人のチームメンバーとのミーティングを始めました。初めてのミーティングでは、私は自分の英語や意見に対する自信の無さから何も発言することができませんでした。また、スカイプミーティングの以前からお互いの国どうしで話し合いを進めていたため、お互いが納得のいく結論を導きだすことにも難しさを感じました。そのため、何度もスカイプミーティングに取り組み、回を重ねた結果、台湾渡航前に双方が納得のいくこたえをだすことができました。
現地でのミーティングでは、全員でスカイプで話し合った内容を掘り下げるところから始めました。詳細を決めた後、3つのグループに分け、スクリプトやPPTを作成し、完成後は練習を繰り返しました。
この準備の過程でチームとしてよかったと言えることは、みんながお互いの意見にしっかり耳を傾け、その意見を聞いた上で深く考え、自分の意見をしっかり発信した結果、良いプレゼンテーションを作れたことだと思います。しかし、残念だったことは、英語で自分の考えを表現するのが難しい時に、自分の国の言葉を使い、そのままディスカッションを続けてしまった時があったことです。ASEPは外国の学生と協力するもので、英語を練習する良い機会でもあるため、英語を使う努力をもっとし続けるべきだったと思います。個人的には、もっとチームのために意見を出すべきだったと感じ、英語を勉強し、実用するための努力もまだまだ足りないと感じました。
発表で自分が学んだことと工夫すべきこと
発表当日、私達の発表は3番目で、私は他のプレゼンテーションを見ている間もとても緊張していましたが、自分達の番が来てからは楽しむことを考え発表に挑みました。機械のトラブルがあったものの、メンバー全員がいいプレゼンをできたと思います。プログラムを通して感じたプレゼンで大切なことは、発表者としてはまず自信を持つこと。そして自分の考えを観衆にうまく伝え、彼らの注意を引くために、スクリプトをわかりやすく、興味深いものにするべきだということ。そのためにPPTを効果的に使い、しっかりプレゼンの構造を考えるべきだということです。そして、観衆としては、プレゼンをマナーを持って聞くことです。誰でもわかっていることですが、実際にできていない人は多くいるように感じました。
ホームステイで台湾の文化や人々から学んだこと
台湾滞在中、日本人の友達とホームステイを体験しました。ホストファミリーは全員本当に優しく、思いやりがありフレンドリーでした。また、ホームステイをするのは初めてだったので、彼らの親切さに本当に感銘を受けました。彼らは常に私達のことを気遣ってくれて、本当の家族のように接してくれました。さらに、綺麗な部屋や美味しいご飯を用意してくれ、時間があれば色んなところに連れて行ってくれました。このホームステイで台湾人のホスピタリティや愛を感じたとともに、台湾の文化や生活に直に触れることができました。台湾人はとても「人」を大切にしているとも感じました。素敵なホストファミリーのおかげで観光旅行ではできない経験や台湾での素晴らしい思い出ができました。
訪問先大学のようす
今回準備のために訪れた大学は義守大学で、敷地内にはショッピングモールや遊園地があるとても大きくて綺麗な大学でした。そして、台湾の学生だけではなく多くの留学生の姿もあり、国際的な大学だと感じました。
最後に、このプログラムを通して関わった全ての人に感謝の言葉を述べたいと思います。まずこのような素晴らしい機会を提供し、さらにサポートして下さった先生方、家族のように愛情を注いでくれた素晴らしいホストファミリー、一緒に協力し、思い出を作った台湾人のチームメンバー、素敵な時間を共有してくれたその他の友達や先輩方、そして事前準備から一緒に頑張り、本当にお世話になった日本人のチームメンバー、本当にありがとうございました。このASEPでは、活動内容からだけでなく人から学ぶこともたくさんありました。みんなのプレゼンへの取り組みや様々な意見、長所などを見て、聴いて、自分の改善すべきところなどもたくさん見つけることができました。周りの方々のおかげで、色んなことを学び、またとても楽しい時間を過ごすこともできました。最後にもう一度、本当にありがとうございました。
A great experience in ASEP
Kansai University
Megumi NAGA
First of
all, I joined this program because I was interested in making something by
cooperating with foreign students. I had expected to get a good experience by
joining it.
Preparation
To prepare for ASEP, we needed a lot of
time to discuss about the topic. The theme of this program was ”Cooperation and
Competition.” At first, we started preparation for ASEP by discussing it with
Japanese team members. After discussed some times, we started discussing with
our Taiwanese team members on Skype meeting. It was not easy to talk about the
topic with foreign students in English and I could not say any opinions on the
first meeting. I also felt the difficulty of reaching agreement on the topic
with Taiwanese team members because both of Japanese and Taiwanese members
discussed it among themselves before starting Skype meeting. So we had Skype
meeting three times and it made our team to reach a conclusion by mutual
consent before visiting Taiwan.
Our first meeting in Taiwan was to dig into
the topic with all members and make a presentation. Through the discussion, we
could decide some details and we divided us into three groups to start making
script and slides. After finishing making the presentation, we started
practicing the presentation.
The good thing I can say about our
preparation is that we could make a good presentation because all members
listened to others’ opinion well, thought deeply, and expressed their ideas.
However unfortunately, sometimes we spoke own languages and continued using it
to discuss when we found difficulty to express our thinking in English. Since
ASEP is a program to collaborate with foreign students and it is good chance
for us to practice using English, we should have made more effort to use
English.
On my own reflection, I should have
provided more ideas for our team. And I felt that I need much more effort to
study and speak English.
Presentation
We were the third presenter in the program
and I was very nervous while watching others’ presentation. When our turn had
come, I tried to enjoy presentation. Although we had little machine trouble, I
think all of us did a great job. Thorough the program, I noticed something
important for the presentation. As a presenter, we should have confidence when
we speak. Then make the script clear to convey our ides to the audience and
interesting to gather their attention. For that, we should use PPT effectively
or need to think about the structure carefully. As a listener, we should listen
to others with a manner. Although everyone may know it, not all of them are
practicing.
Homestay
While staying in Taiwan, I and one Japanese
friend stayed with a Taiwanese family. Since all of the family members were
very kind, hospitable and friendly, and it was first time for me to experience
homestay, I was really amazed with their kindness. They always cared about us
and treated us like a real family members. Moreover, they prepared nice room,
delicious dishes for us, and took us to some places when we had time. Through
this homestay, I felt Taiwanese’ hospitality and their love, and I also could
know some Taiwanese culture. I think Taiwanese people really cherish other
people and it is a very good custom. Thanks to them, I got some experiences
which I cannot get from a commercial tourism and precious memories in Taiwan.
University
Lastly, I would like to thank you all of
people who I met thorough this program. Thank you so much for the professors
giving us such a wonderful opportunity and for support, lovely host family
giving us a great love, Taiwanese team members for collaborating us and for
making nice memories together, other friends for sharing precious time, and
Japanese team members for making an effort together for the program and for
everything. I learned many things not only from the activities but from my
friends. Observing their attitude toward presentation, their opinions or their
strong points made me to think about myself and helped me to find some weak
points.
Figure
With my lovely host family
Again, thanks to people around me, I really
enjoyed this program and could get unforgettable experiences Thank you so much.