== Past ASEP ==

 

台湾で出会った全ての友人たちへ

立命館大学 


  「UN1グループのメンバーを知りませんか」プレゼンテーションの会場に着いてから、何度この質問をしたことだろうか。他の参加者よりも一日遅れての台湾到着となり、打ち合わせが出来ず、かなりあせっていた。ホストファミリーのAngela、参加者の中学生から大学生まで、あらゆる人に尋ねまわった。その後、マレーシアからのメンバーには出会えたが、台湾のメンバーに会えず、Openingがスタート。何とかOpeningの最中に会うことが出来たものの、事前の細かい打ち合わせが出来ず、自己紹介さえしっかり出来ないままプレゼンテーションに挑みました。最初のグループで、最年長の大学生グループ、しかも事前のコミュニケーションがほとんど出来ていないこともあって、かなり舞台上に立ったときは緊張したが、なんとか無事に発表をすることが出来た。

 しかし、自分たちの発表だけでなく他の大学生グループ、高校生、中学生、そして小学生のグループを見ることで、今後一番参考にしたいと思ったことは、内容の深さと共に、どうやって聞いている人を引き付けるプレゼンテーションを行うかということだと感じた。そして各国毎の個性を出すこと、多数の国の協力によって一つのプレゼンテーションを行うこともASEPにおいては大切だ。パートごとに分担はあっても、複数の国のメンバーによって一つのプレゼンテーションを行うことにASEPの意味があり、国を超えた交流が出来るのではないだろうか。その意味では、国を超えて一つの問題に取り組めた私たちは、最高のメンバーだったと思う。

 出会いといえば、もう一つ。ASEP全体を通してものすごく多くの出会いがあったと思う。台湾に着く前は、UN1のメンバーとホストファミリーくらいとしか接する機会はないのではないかと思っていた。しかし、とんでもない!ホストシスターだったAngelaの友人やその家族、その友人の家でホームステイしていたASEPの参加者たち、Angelaの従姉、…本当にどれだけ多くの人に出会ったか分からない。私をただ観光地に連れて行くだけでなく、たくさんの人と出会わせててくれたAngelaには大感謝だ。台湾についてもたくさん教えてくれてありがとう!そして、Vincentさん、最後の日にCDに入れてくれた写真は宝物です。Rosanaさん、空港までのおしゃべりとても楽しかったです。しゃべりすぎて空港の駐車場ゲートをすり抜けてしまったことも忘れません(笑)。ChristineとJohanna、ちょっとだけしゃべってくれた日本語がとてもかわいかったです。

 今回のASEPへの参加でたくさんのことを学び、日本の英語教育や自分の知識や性格など多くのものを見直した。実際に日本に帰ってきてから入試を始め学校制度、日本と台湾の四季などYahoo Messengerでチャットを通して実際に台湾では話すことの出来なかったようなこともディスカッションできて、今までとは違った視点を多く得ることが出来た。しかし、もしかすると何よりも英語でのメールややり取りが自分の中で特別なものでなくなったことが大きな収穫かもしれない。

 レポートの最後に二人の日本美人(?!)について書きたいと思う。二人の台湾での友人に私がクリスマスパーティで着ていた浴衣を着せてみてしまった!一人はホストシスターのAngelaでもう一人はUN1GroupのPamela。私の予想以上に二人とも喜んでくれて、驚きつつも、私自身も嬉しかった。人に浴衣を着せたことなど一度もなく少々おかしいところもあるが、日本を出発する直前に叩き込んだ浴衣の着方が思いもかけないところで役に立った。浴衣の着方など知らなければ知らないで、それなりに私は楽しく台湾で過ごせたかもしれないけれど、ただ一緒にしゃべって交流するよりも、「日本」を通して二人と接することが出来てよかったと思う。このことから今後ASEPへ参加する人へ一つアドバイスをするなら、何か日本人として出来るものを一つくらいは持っていくといいと思う。きっとお互いに忘れられない思い出になる。ASEPに参加して、広い視野を持って、日本以外の国についてもたくさん知り、受け入れること、そして同時に日本人としての誇りを持って、世界の中でも日本人としての自分を失わないでいることの大切さを強く感じた。

p.s. 台湾で出会った友人たちへ

ASEP2006であなたたちと再会できますように…。

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