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繋がり

福井商業高校 

 私にとって今回が外国での2回目のホームステイでした。1回目のホームステイは中2の時にイギリスで体験しました。私はそんなに英語ができるというわけでもなく興味本位で参加しました。そこで私はホストファミリーとちゃんとした会話も出来ず、すごく悔しくて寂しい思いをしました。けれど、今回のホームステイは前の経験よりもはるかにすごくいい経験をすることが出来ました。

 ホストファミリーと対面の日、ホストの子がみんなは一緒な学校の子だったのに、私だけ違う学校の子で私はすごく不安でした。けれど、学校でプレゼンの練習をする予定だったので私はみんなと一緒な学校で降りました。私はどうすればいいか分からなくてすごく不安で仕方ありませんでした。けれど、学校の門の所に行くと私の名前が書いてある名札を持った女の子がいて、すごく私を歓迎してくれました。一気に緊張がとけてとても安心しました。その子は私のホストじゃないのに私のかばんを持ってくれたりして、すごく優しい子でした。そして、プレゼンの練習が終わってホストの子と帰る時間になりました。その時、WYMの時に日本に来て仲良くなった子が玄関まで案内してくれて、かばんも持ってくれました。そして、その子と別れて私は迎えに来てくれたホストの子と一緒に帰りました。私のホストの子は、私がWYMの時に受け入れをしたJennyの友達でした。そしてJennyも私のホストの子の家に泊まることになっていました。私とJennyは久しぶりに会いました。私は本当に会えると思ってなかったのでとても感動しました。

 その日の夜、私とホストの子とホストの子のお兄ちゃんとJennyでナイトマーケットに行きました。本当は疲れてて行きたくなかったけど、日本のキャラクターや日本のもので溢れ返っていてびっくりしました。人がたくさんいたのでJennyはずっと私が迷子にならないように私の服のそでを掴んでてくれました。Jennyやホストの子は「欲しいものがあったら私が買ってあげるからなんでも言ってね」と言ってくれました。とても心が温かくなりました。ホストの子の大学生のお兄ちゃんも必死に英語で話しかけてきてくれて、優しい人だなぁと思いました。

 次の日、私はJennyの家に泊まることになっていました。そして、私はJennyの家に行きました。Jennyのお母さんやお父さんはすごく親切にしてくれました。そしてその夜もナイトマーケットに行きました。Jennyは食べ物や台湾のお菓子などを私に買ってくれました。

 その次の日、私はWYMで日本に来た男の子と女の子とJennyとJennyの友達とで高雄市の観光をしました。船に乗ったり、タクシーに乗ったりしました。バスの中では日本語を教えてあげたりしてとても楽しい時間を過ごしました。お昼ご飯はスガキヤのラーメンを食べました。台湾にスガキヤがあるということにびっくりしました。ラーメンを食べたあとたくさんの店が並ぶ商店街に行きました。そこでずっと買い物をしたりしていました。そのあと、Jennyの家族とJennyの友達で日本料理のレストランに行きました。そこの店には、さしみやすしなどもあり、日本のものと同じ味がしました。Jennyのお父さんとお母さんはそこのメニューのほとんどを頼んで私に「少しでもいいから食べて日本と味が違うか確かめて欲しい」といったので、私はおなかが痛くなるまで食べました。本当に死ぬかと思ったけどJennyやJennyの友達は平気で食べていたので台湾人はよく食べるなぁと思いました。そのあと、Love Riverに行きました。夜景がすごく綺麗でした。そこで私たちは記念撮影をしました。家に戻ってJennyの部屋に行きました。WYMの時の写真などを見せてくれてJennyのお母さんも一緒にたくさん話をしました。そして、部屋に戻って寝る準備をしていたときに、Jennyが大きい荷物を持って部屋に入って来ました。そしてそれは私へのプレゼントだと言いました。プレゼントの中身は、ミニーちゃんのぬいぐるみと、クリスマスのお菓子と、お土産のお菓子と、私のお母さんへのプレゼントと、“結城愛理”と書かれた手紙が入っていました。その手紙の裏には“私はAiri Yukiを愛する”と日本語で書かれていました。それを見た瞬間、私の目から涙が出ました。そして、封筒を開けて手紙を読むと、英語で書かれたあとに日本語で“私は永久に覚えている・私を忘れてはいけない”“私は愛する・常に幸せがありなさい”と書かれていて私はさらに泣きました。私はJennyに出会えて本当によかったなぁと思いました。この出会いをこれから先もずっと大切にして行こうと思いました。

 ホストファミリーとお別れの日、一日目に泊まった子とその子の家族も来てくれました。そしてお土産もたくさんもらいました。その中にCDが一枚入っていて、家に帰って来てからそれをみたら、私の台湾での写真がスライドショーのようなものに編集されたやつが入っていました。写真が入っているとは聞いていたけど、そんな風に編集されているとは思わなかったのですごくびっくりしました。

 そして、私とJennyは泣きながらお別れをしました。けれどその涙は「さようなら」ではなく、「また会おうね」という意味が込められたような涙でした。

 私は今回台湾でのホームステイをして、台湾の人の温かさ、自分の不甲斐なさ、Jennyの優しさなどいろいろなことを知ったり、気づくことができました。言葉がなくても想いは通じるんだなぁと思いました。中2の時に経験したホームステイよりもいい経験ができ、自分も成長できたと思います。けれど、そう感じれたのも中2のときに経験したホームステイがあったからかなぁと思います。これからもメールを続けて絆をどんどん深めていきたいと思います。この経験を忘れず、人との繋がりを大切にしてまたいろんなことを経験して自分をもっともっと成長させたいと思います。

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