授業デザインを考える

日本福祉大学 メディア教育センター 助教授 影戸 誠

http://www.kageto.jp

makoto@kageto.jp

キーワード ネットワーク インタラクション でんぴつ 常に触れる 到達イメージ

 学校はいうまでもなく、自動車学校とは違う、技術を教え卒業させる場所ではない。また教師はパソコン学園のインストラクターでもない。

 教師の力量、内的資質が生徒とぶつかりあってこそ、生徒が質的に成長できる。このダイナミックな場が教室である。コンピュータの利用方法を指導するだけが授業ではないことは明確である。

 

ネットワークの体験 

 私は文部科学省コンテンツ企画委員として、4万校にむけたコンテンツ開発を手がけてきた。授業デザインに役立つシステムのひとつを紹介したい。

 生徒たちには目の前のコンピュータでまずネットワークを毎時間体験させたい。

図は授業前にとったアンケートである。このシステムは簡単に生徒とのコミュニケーションを実現できるものであり、無料で使うことができる。

 授業の内容の理解、次時の指導内容に対する意識・実態調査に活用できる。

 

ネットワークを使って教材提示

 やはり、紙と鉛筆ではないだろう。画面と電筆(パソコン)活用を考えたい。

 

インターネット上には多くの教材がある。それも動画でわかりやすく提供されている。

 これら教材を使い説明を加えていく。また到達のイメージも明確に示すことができる。

 わかりやすく、ネットワークの利点も体験できる。ネットワークは多くの人の苦労・工夫の上に成り立っていることも体感してくれることだろう。

授業の終わりに 

 生徒は1時間の授業で学習をする。その定着をコンピュータによってより確実なものにすることができる。電子ノートの活用はどうであろうか。

 

 

 

 

 

毎時間ネットワークからフォーマットを取り出し、これに書き込み保存する。

このデータは蓄積され、やがては自分の成長を見せてくれる貴重なデータなる。さらにはプレゼンテーションの重要な資料ともなる。またネットワークを使ったアンケートも効果的だろう。

 

 

 

生徒は発表したい

 生徒にプレゼンテーションをしてよく思うのだが、「いやだー!」といいながらも発表直前までファイルを改善しようとする。これまでインターネットを使った授業を10年以上続けてきたが、最も欠けていたのが「発信の場」のような気がする。検索もし、まとめもする、しかし発表の場はない。これらを隣の生徒に発表、あるいはネットワーク上の作品を相互に評価することも可能である。

 

 

 

教師はもっと知るべき

 「すべての教師がコンピュータを使った授業をする」とIT戦略会議は発表した。またインターネットの教育利用は世界同時進行である。交流授業も進みつつある。整備も進んでいる。

 授業のヒントをどのれだけもち、どれだけネットワークを生かし、ネットワーク上で教師自身を表現できるかが「情報教育」の要だと思う。ひとつの教室を多くの先生の連携でかつてないほど豊かな授業も可能である。

 

評価と評定

 2週間前アメリカの高校を訪問した。もちろん積極的に「評価」=励まし、は行われている。評定が違う。課題・プレゼンテーション、小テストで、学期途中で自分の到達度が見えるようになっている。ネットワークはこのような当たらしいインタラクティヴな評定を可能にする。

 

参考url www.nichibun.net   http://is.im.mri.co.jp/%7Eco-study/index.html

参考文献 http://direct.ips.co.jp/rd/1249899.htm

 

 

 

 

 

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