ASEP 2010

福井商業高等学校 C.K

私はASEPに参加して、貴重な体験ができたと思います。初めての海外で分からないこともありましたが、いろいろな人のサポートのおかげで、充実した6日間を過ごすことができました。

ホームステイでは、ホストファミリーがとても親切にしてくれたので、いつも楽しく過ごすことができました。中国語を勉強していかなかったため、ホストの家族とのコミュニケーションをうまくとることができなかったので残念でした。しかし、言葉は通じなくても、身ぶり手ぶりでコミュニケーションがとれたのでよかったです。夜は、ナイトマーケットで買い物や食事を楽しむことができました。さまざまなお店に連れて行ってくれて、とてもいい思い出をつくることができました。ホストとも仲良くなれてよかったです。

台湾での生活は本当にあっというまで、11日の内容が濃く、今でも鮮明に覚えていま  す。その中一番印象に残っているのがプレゼンテーションです。私は準備をしていく中で、台湾の生徒の尊敬できる部分をたくさんみることができました。プレゼンテーションでは、最初計画していた内容を途中で変更し、限られた時間の中でまた最初から作り直したので、とても苦労しました。スクリプトのほとんどは台湾の生徒が率先して作成してくれて、私はインターネットで情報を探すことしか できませんでした。完成したスクリプトもなかなか覚えることができず、迷惑をかけてしまいました。私だけではなく、日本の生徒全員が覚えることができず、それぞれの力を出しきれていませんでした。そのことから、最初は本番までにきちんと完成するのかどうか心配でした。いつもなら覚えられる文章がなかなか頭に入らず、初めての経験に自分でも驚きました。極度なプレッシャーを感じすぎていたこと、そのプレッシャーに勝てない自分の精神面の弱さが原因だったと思います。その時にも、台湾の生徒は日本の生徒を責めることなく、自分がスクリプトを覚える時間を削って、日本の生徒の手伝いをしてくれました。私は、台湾の生徒の心の温かさを感じました。その甲斐あって、私達は日に日に自分のスクリプトを覚えていくことができました。最初は単語を覚えることに必死で、伝えようとすることができなかったけれど、練習していくうちに、ジェスチャーをつけながら笑顔を意識してすることができるようになりました。 本番では、リラックスして臨むことができ、自分なりに満足のいくプレゼンテーションをすることができました。それは、台湾の生徒のサポートがあったからだと思います。いつもどうすればもっと良くなるのかを考え、分かりやすい言葉で私達にアドバイスしてくれました。さらに、私のホストは家に帰ってからも、プレゼンテーションの準備で、夜遅くまで頑張っていました。私は、自分の事 に必死で周りに気を配る余裕はなく、全体 の流れを把握し考える余裕もありませんで した。自分との能力や努力の差を改めて感 じました。自分のこれからの課題をみつけ ることができてよかったです。また、台湾 の人々の親切なところや、心の温かさに触 れることができてよかったです。温かくむ かえてくれたこと、いつも親切にしてくれ たこと、台湾の生徒のみなさんに心から感謝しています。ASEPで学んだことを、これからの生活にいかしていきたいです。