OUR ASIA, OUR HOME!!

立命館大学 

「アジア人と交流がしたい!!

という以前からの願望が初めて現実となりました。多くのアジア人からたくさんの刺激と発見を得ることができた5日間でした。

学校で普段行っているグループプレゼンテーションでも互いの意見をまとめることは難しいと感じていましたが、今回三カ国の生徒がテーマを設定してひとつの共同プレゼンテーションを作り上げるということで、最初はすごく不安でした。グループ内での事前交流は主にyahoo messenger で行っていました。台湾やマレーシアの学生にとってmessengerで会話することは日常であるらしく、英語でのレスポンスが早くてむこうのスピードについて行く事に必死でした。自分の主張は大切だけど、相手の意見にも耳を傾けなくてはいけないし、意見はあるけれどそれを伝える英語力がなかったりして、コラボレーションの難しさを切に感じました。その結果みんなで作り上げた後の達成感は大きく、互いに関係を深められたと思います。次回取り組むときは今回の反省点を生かして、より自分が楽しめるプレゼンを作り上げたいと思いました。台湾やマレーシアの学生と接していて、各国の教育の違いによって若干学生間に差異が出ているということを感じました。各国の英語教育開始年齢は異なり、台湾では小学校、マレーシアでは幼稚園から英語教育が義務づけられています。さらにマレーシアの学生は母国語であるマレー語、中国語、英語を喋ることができました。日本でも以前から小学校からの英語教育義務化を検討していますが、未だ実現には至っていません。台湾やマレーシアの学生は学校で学んだ英語を幼い時から実践して使用しているので、使える英語をしっかり取得しているのだと思います。加えてプレゼンテーション能力にも差異がありました。私は大学生になるまで人前でプレゼンテーションをする機会が全くと言っていいほどありませんでした。多くの日本の中高生は授業でパワーポイントソフトを用いてのプレゼンテーションを行う機会が、他国の生徒と比較して少ないと思います。他国の学生のプレゼンテーション能力の高さに驚きました。

台湾人の外見は日本人と変わらないのですが、誰に対してもオープンでウェルカムなところが日本人と少し違うと感じました。実は台湾に来る前は昔日本の植民地であったし、その名残で反日感情を持った人もいるのではないかという不安も抱いていたのですが、今回出会った台湾人みんなが親切で日本から来た私のことを歓迎してくれたので、滞在中そんな不安は不要だと感じました。多くの人と交流する中で新しく得るものは貴重な財産と成ります。今まで頭の中で想像していた物事が確かなことだと知ることもあり、崩れ去ることもあります。それらの繰り返しが自分自身を成長させると思うので、学生の間は少し勇気を出してどんどん新しい場所に飛び出して行って、出来るだけ多くの人と出会い、お互いを刺激しあえる交流を行いたいと思います。

ASEPのような民間での交流の場ではひとりひとりがその国の外交官であり、実際小さな外交を行っています。私たちが政府間の外交に携わることは出来ませんが、私たちがこのような草の根レベルでの交流を繰り返し行っていくことが将来の良好なアジア関係に繋がるのではないかと考えます。

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